影があるから光が際立つ

2021.5.28|カテゴリー「現場のお話」|投稿者 安本峰樹
いよいよ工事が大詰めを迎えている豊中市のSさんの家ですが、
美装が終わり建具が入ると、もう完成の雰囲気があります。

Sさんの家は建て替えなのですが、今回は出来るだけ明るい家にされたいというご希望がありました。
リビングダイニングは、日射を入れてものすごい明るいというわけではないですが、
落ち着いた明るさに仕上がりました。

以前、私が美術の指導を受けたときに、光を描くのではなく、影を描きなさいと言われました。
影を丁寧に描けば、おのずと光が浮かび上がるのです。

正反対のものにより、生きてくるものってあるんですね。

剣道をしていた時も、呼吸は吸うな、ひたすら吐け。
ひたすら息を吐いたら自ずと空気は入ってくると教えられました。
(かなりしんどいのですが、、、)
この例えはちょっと違うかもしれないですが、狙ったものを得るためには
反対のものを意識する必要があると思います。

今回のSさんの家も、少し暗がりや影があることで、
空間の明るさが生きてくるようなところが所々あります。

今回廊下の突き当りに、大きめの窓をとり障子を掛けちょっと飾れれるスペースを取りましたが
手前の廊下が少し暗いんですね。その暗さが奥の障子のぼんやりとした明るさに目が行きます。
また、外の影が少し差すことで光に変化が生まれます。

また、Sさんしかわからないような場所ですが、
入り口が丸まった窪んだスペースがあります。
このスペースは狭いのですが、1灯だけある照明により
天井や入口の多様な形状に影が差し面白い空間になりました。

こうした遊びのスペースがあると生活空間でも豊かさが生まれる気がします。
Sさんのお持ちの家具は、アンティークで上質なものが多いのですが、
完成する家も家具に負けない、良い仕上がりになってきました。

陰影、障子、床の間、木の家、大阪、工務店、新築、建替え
突き当りの障子が少し床の間的な雰囲気を醸し出しています
建て替え前にはなかった空間です
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丸みを帯びた入口の奥の天井が下がっていて
こちらから見えない壁に照明が付いています。
陰影がその特徴的な形をより浮かび上がらせてくれます

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