箕面市のNさん地縄です
2017.6.27|カテゴリー「現場のお話」|投稿者 安本峰樹
解体工事が終わった箕面市のNさんの家で地縄作業が行われました。
地縄とは、更地の状態で建物位置を把握するために、地面に建物の形にロープを張って大きさや位置を確認するものです。
トランジットやレベルなどの機器を使うかと思いきや、墨や縄などローテクも併用する。
木の家の工事は、レーザーや新素材などのハイテクを使う反面、手仕事は経験命のローテクもある、新旧混在となった作業の場です。
この辺りが工場で決まったものを作る機械の制作とは違う所です。
1軒、1軒それぞれの家庭があり、住まい手がいて、建てる場所も違う。
それぞれが世界に1軒だけの木の家です。
標準化が難しい以上、なかなかロボットも入り込めないのが注文住宅の現場ではないでしょうか。
そんな、人の手による家づくり、大事にしたいと思います。
地縄の作業自体はもしかしたらドローンなどでできるかもしれませんが、敷地の状態を判断する最終的な決断はやっぱり人の手でしょうね!