いろいろあると思いますが、構造を強くする、外壁はメンテナンスフリーにするなどなど。
それらも大切な要素だと思いますが、長い目で建物を見ると、家に融通が利くというのが一番その家を長く使えるのではないかと思います。
私の両親の世代では今のような、オープンキッチンはなくキッチンは別の部屋だったり、壁向きの閉鎖的な環境でした。
ですが今の時代では、ダイニング、リビングそしてキッチンが一つの部屋の中に入るプランニングが増えています。
もし両親の世代の家を今の世代にリフォームするとすれば、間取りの大幅な変更が必要です。
ですが、構造的に変更できない作りだと、古い世代の間取りを敬遠して建て替え。。。ということになってしまいます。
そうなれば、いくら耐震性が高くても、外壁が長持ちしたとしても結局は、壊してします。
非常にもったいないことになってしまうのです。
そのため、ケイジェイワークスの家づくりE-BOXでは、将来的な間取り変更が可能なように、スケルトン・インフィルを分けて考える建築手法を採用しています。
簡単に言うと、スケルトンは、構造を、インフィルは内部の間仕切り壁などを指します。
木造住宅では、必須の耐震壁を室内側にもってこず外壁で納める設計工夫を施すことで、内部の空間を将来にわたり変更可能なようにすることで、初めて構造的な強さや、外部の丈夫さの真価が発揮されると考えています。
そして大事なことは、重要な部材は普遍的な材料で作ること。
特別な仕様、特殊な工法で建てられた家は、将来的にその部材などが再調達できるかどうかは、その時代にならないとわかりません。
地味ではありますが、一般的に出回っている、普及している部品を多用することが将来的なメンテナンスを容易にすると考えています。
ですので、〇〇会社独自の△△仕様は将来的に大丈夫?というのを自問自答しながら家づくりを考えてみるのも一つの視点だと思います。