吹き抜けは、天井高さが高く高い位置に窓を付けられるため光を取り入れやすく、開放感からKJワークスでも採用が高い手法です。
ですが、いくつか吹き抜けの欠点がありますが、その中の一つに、寒さを感じるというものがあります。
温かいものは上に上がり、冷たいものは下に下がる。対流の自然現象です。
これが吹き抜け、特に上部に窓ガラスがある場合対流が起きやすくなります。
コールドドラフトと言って、足元がスース―するなど不快感をもたらします。
全体の断熱性が上がっても、少しの温度差による対流をより感じるため、大きなガラス面がある吹き抜けに関しては少し注意が必要です。(個人差がありますが。。。)
吹き抜けに大きな窓を付ける場合は、少しランクを上げた窓を入れたいです。
現在建築中のHさんの家には吹き抜けに大きな窓がありますが、そこにはトリプルガラスのサッシを入れました。
トリプルガラスは、一つのサッシにガラスが3枚入っているため断熱性が非常に高いのです。
トリプルガラスは性能が良いのですが、重いので操作性が気になります。固定の開け閉めをしないFIXサッシでしたら気にせず採用をお勧めいたします。
また可動式サッシに比べて値段も安めなのも魅力です。
普段はLow-E ペアガラスの樹脂サッシや、樹脂複合サッシを使いますが、場所によってサッシを使い分けるのも重要かと思います。
家づくりには予算の制限があるため、メリハリのある使い方が注文住宅では大事です。