外壁に関しては木以外の素材も推奨しています。
板だ張りに関しては、過去いろいろな事例のノウハウがあり一長一短もよく理解しています。
実際に彩都のモデルハウスにも築10年以上経過した板貼りの外壁があります。
板張りと並んで、金属調のガルバリウム鋼板による外壁もくらしの杜建築当初から使われています。
ガルバリウム鋼板とは、鉄にアルミニウムと亜鉛の合金メッキ層を施した製品です。
通常の鉄板と違って、アルミニウムと亜鉛の犠牲防食作用ならびに自己修復作用によって長期にわたる性能を維持しています。
ケイ・ジェイ・ワークスの家づくりでも屋根についてはこのガルバリウム鋼板が標準仕様になっています。
同じように、外壁もガルバリウム鋼板で施工することもあります。
長期耐久性を持つガルバリウム鋼板を外壁に使う事によって、メンテナンスの低減に役立つからです。
実際に、ケイジェイワークスの社屋ではまだガルバリウムの外壁のメンテナンスはまだ行っていないのですが、今のところ問題は出ていません。
ただ、ガルバリウム本体は問題ないのですが、その上に塗装を施しているものについては長年の日焼けによる退色、特に濃い色の退色が目立つため、注意が必要です。
性能上は問題ないのですが美観上の事もあるため、採用については色合いも含めて検討してみてくださいね。
実際の採用でも黒に近い色から銀色まで様々な色が使われています。
そして、バルコニーや板塀などに使われる本物の木との相性も良く、モダンな木の家の雰囲気を出すのにちょうど良いです。
ケイジェイワークスでは無垢の木を使うため、「木調」と言われるイミテーションよりも思い切って素材感を変えたほうが雰囲気が良くなります。
他にもガルバリム鋼板の特徴として、軽量化があげられます。
耐震上、屋根と同じように上部が軽いことは耐震上有効と思いますので、性能面では使い勝手の良い素材と思います。
あとは、好みの問題ですね!
左官壁や板壁、ガルバリウム鋼板、それぞれ良さがありますが、あまりあれこれ混ぜてしまうとまとまりが無くなるので悩みどころですが、ある程度方向性は絞ったほうが良いですよ!