建て替えの時に気を付けたい埋蔵文化財のこと

2019.11.22|カテゴリー「家づくりのヒント ,現場のお話」|投稿者 安本峰樹
豊中市で建て替え工事中のAさんの家では、ついに解体工事が終わり更地になりました。

道路が狭く解体工事はやりにくかったようですが、無事建物は無くなりました。
建物が無くなった土地を見るとちょっと狭く感じますね。
基礎工事の時も基礎が小さく見えるんですが、いざ建物が建つと大きく見えるので不思議です。

建物がなくなったので基礎工事!と行きたいところですがそうもいかない理由が二つあります。

一つは地盤調査です。
建物自体が頑丈でも足元の地盤が悪いと意味がありません。
そのため、ケイジェイワークスでは新築時には必ず地盤調査を行います。
その上で地盤保証と言う保証を付けるため調査内容を精査して地盤が悪い場合は地盤改良工事を行います。
今回Aさんの家は、地盤がかなり良好だったため、地盤改良は無くてもいいという判断になりました。
良かったです!

もう一つ家を建てる前にしないといけないことがありました。
それは、埋蔵文化財調査です。

もともと遺跡がありそうなエリアは市町村によって埋蔵文化財の指定を受けています。
そのエリアに入っていた場合は、試掘と言って地面を掘ってみて遺跡が出ないかを確認しないといけないのです。
市役所が立ち合いをしてOKをもらわないと家を建てられないんですね~
京都や奈良ならわかりますが、豊中のかなり街中でも埋蔵文化財の指定を受けるエリアはあるんですね!

ちなみに文化庁によると、埋蔵文化財があると思われる地域は、全国で46万か所(!)もあり、
毎年9,000件ほどの調査がされているそうです。

遺跡数を見るだけでも、日本の歴史の深さを感じざるを得ません。

でも家づくりに関しては、やっぱり埋蔵文化財は注意が必要です。
なぜなら、試掘をするかどうかでスケジュールが大きく変わってきます。

そのため、家づくりのスケジュールを組む際には建てる地域の埋蔵文化財の事も調べておく必要があるんです。

今回は遺跡が出なかったので、工事は着手できることになりました。
でも近くのマンションの工事では遺跡が出てしまったようで、工事になかなか入れない、という事もあったようです。

埋蔵文化財の調査は結構いい思いはしませんが、遺跡が出るという事は昔から人が住んでいた証です。
古くから人が住んでいるという事は災害リスクが他の地域よりも、良いのでは?と言う考え方もできます。
全てには当てはまりませんが今回も、地盤はかなり強固という事が判明したので
古くから人が住んでいたという事がプラスに働いた?!のかもしれません。

あとは地鎮祭を執り行っていよいよ基礎工事です!

建て替え、大阪、埋蔵文化財、3階建て、試掘
建て替えの第一歩、解体工事が終わり、更地になりました。
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埋蔵文化財の試掘をします。
ショベルカーで思ったよりも深く掘ります。
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埋蔵文化財担当の市役所の方が中に入って、何やら地層を見ています。
ドキドキ・・・。