階段と吹き抜けの相性

2020.12.26|カテゴリー「家づくりのヒント」|投稿者 安本峰樹
家づくりのプランでは、階段は非常に重要になってきます。
階段の位置を決めるという事は1階と2階の間取りも影響を受けるからです。

そして階段と吹き抜けは共通点があります。
どちらも上下階をつなぐという役目があります。

実は、階段と吹き抜けをどう組み合わせるかで機能性が変わってくることが多いです。

まず階段と吹き抜けを一体としてプランする場合は、
広がり感が吹き抜けだけよりも取ることができます。
階段も登り始めはまだ1階なので、その頭上はかなり空いているんですね。
つまり小さな吹き抜け状態です。
そのため、吹き抜けと合わせることで、吹き抜け空間が広く見えます。
吹き抜けの幅や奥行きが大きく取れれば一直線の会談でもいいですが、
吹き抜けが少し小さめの場合は階段をL型形状にするのもいいと思います。

階段をのぼりながら視線の変化も楽しめます。

逆に、階段と吹き抜けを分けるときは、
プライベートとパブリックの動線を分けたい時に有効です。
1階リビングの場合、2階はプライベートエリアの為
お客さんが来ていても上り下りに気を使う必要はありません。
また、階段と吹き抜けを分けると、空気の対流がより起きやすくなります。
どちらかで上昇気流が起きれば、もう片方では下降気流が生じます。
これは、いい点もあれば悪い点もあるので家の断熱性や住まい手の暮らし方によります。

このように、階段と吹き抜けの関係を見るだけでもいろいろな考え方が生まれます。



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吹き抜けと階段を組み合わせるとより広がり感が生まれます