暑い時期にわかる採風雨戸の効果
2017.5.23|カテゴリー「家づくりのヒント」|投稿者 安本峰樹
先日、リフォームさせていただいたKさんの家を訪問させていただいた際に目に入ったのが、今回のリフォームで採用いただきその効果にとても喜んでいただいている、採風雨戸です。
通常の雨戸は、閉めると風を通さないのですがこの採風雨戸は、雨戸の板戸の部分が可動ルーバーになっていて、雨戸を閉めたままルーバーを開くと風が抜けつつ外の光も取り入れることができるのです。
シャッターでは、ブリイユという製品も同様の効果があります。
実は暑さ対策で窓の外側で日射を遮蔽することはとても効果があります。
室内に日射が入る量を計算するときに使用するのが日射取得率という数字を使います。
この数字は小さいほうが日射が入りにくいことを意味しますが、ペアガラスの窓で庇無しで南側が窓の場合
1.窓に何もつけていない場合 0.79
2.レースのカーテンを付けた場合 0.53
3.内側にブラインドを付けた場合 0.45
4.外側にブラインドを付けた場合 0.17
(出展 建築技術 HEAT20設計ガイドブックより)
と外側にブラインドを付けた場合の効果がかなり大きいことがわかります。
ルーバーのついた雨戸やシャッターはまさに4番が当てはまるため、夏対策にはおススメです。
リフォームでも大活躍しますので、夏対策を検討されたい方は是非お声かけくださいね!
遠目で見たら普通の雨戸のようですが。。。
雨戸に着いたルーバーが開いた状態