築12年目を迎えるKさんの家は思い出深い家です。
当時私はケイジェイワークスの京都事務所の現場担当としてKさんの家を建てさせていただきました。
現場監督でしたが、設計内容や建築内容についてお客様とお打合せすることも多く、写真の無双窓もお打合せの中で採用となりました。
無双窓とは、無双連子と呼ばれる板状の格子を組み合わせることで、開けたり閉めたりできる格子窓です。
開けると格子状に向こう側が見えたり、空気の出入りをすることができますし、講師を閉めると板壁のようになります。
そんな、無双窓を吹き抜けに面した壁に取り付けています。
吹き抜け部分からの風を取りたいときは空けておけますし、寝室になっている部屋なのでリビングが明るいと寝室も明るくなってしまうので、必要であれば閉めることで明るさも調整できます。
昔の和風建築の知恵が現代にも生きている事例です。
10年以上経過すると使用されている杉の風合いが増し、良い色合いになっていました。
やっぱり木の家は、お引渡し直後より住めば住むほど味が出てくるくらい時間が経過した家がいいですね!