旗竿地の楽しみ方

2019.8.10|カテゴリー「住まい手さん訪問 ,土地探しについて」|投稿者 安本峰樹
突然ですが、旗竿地(はたざおち)ってご存知でしょうか?
土地探しのご経験がある方は一度は遭遇したことがある土地です。

旗竿地というのは、竿の上に旗が付いているように、道路から奥まったところにある土地の事です。
丁度、道路から敷地まで細い通路がありこれが「竿(さお)」にあたり、
奥まった土地の部分が「旗(はた)」になる形状のため、「旗竿地」と呼ばれます。

街中では必ずと言っていいほど存在する土地ですが、たいていはもともと一つの大きな土地を2分割した時に、道路側とお奥側に分けて販売するときにできる形状です。
道路側の土地が高くて、旗竿地は安いことが多いです。
理由は、周囲に建物が囲まれているため通風採光が得られにくかったり
通路部分が狭くて車が止めにくかったりします。

ですが、周囲の環境と建物プランがうまくハマれば安くて静かな土地が手に入ります。
この場合、プランは2階リビングになる事が多いです。
2階リビングにすることで周囲の環境によっては通風採光や借景が得られたりするからです。

先日、メンテナンスで訪問した豊中市のTさんの家も旗竿地です。
土地探しをしていてなかなかいい土地に出会えなかったですが、条件的に合う土地として現在の土地と出会えました。
この土地は奥まっていますが、西方向の建物がちょうど空いていて通風採光が得られ、北東側の隣に立派な庭があり開けているうえに借景が得られるのです。

そして、旗竿地の通路になる部分は、京都の小道のようにすることで奥行き感とアプローチの楽しみを得られる空間にすることで、デメリットを利点に変えました。
もともとTさんは京都の町屋のような雰囲気がお好きな方でしたので、通り土間を玄関に設置して、さらに奥の庭に通路から抜けられる設計にしています。

立地を活かすことが家づくりの醍醐味ですね~

旗竿地、小道、アプローチ
夜はライトアップで雰囲気良く
引き戸を開けると通り土間越しに奥の庭の植栽がお出迎え