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「シャボン玉石けん」の工場見学と歴史的決意に感動!
いつもご愛読いただきありがとうございます。
私は冬になると必ず皮膚がカサカサになり、かゆいし、痛いし・・・
手を洗えばカサカサになって致し方なくクリームをつけざるを得ないし・・・
最近、シャンプーを変えてから、皮膚が更にカサカサ、耳たぶもカサカサになっていて・・・
そんな折、偶然にも小倉にあるシャボン玉石けんの工場見学に行く機会を得ました。
工場内を見て回るとき、妙に気になることがありました。
女性の工員さんたちはマスクをかけ、清潔な服装と姿なのですが作業は素手でされています。
また、床の仕上げが、廊下から作業場内部全面的に杉の厚板でできています。
そこで、案内の方にそのわけを聞いてみると・・・
工場内では石けんを素手で扱いますから何度も洗うことになりますが、無添加石けんは手が荒れませんので、手袋を使わなくても良いのです、手袋をしていると石けんは扱いにくいですし・・・
床をコンクリートやその上を樹脂を張ったものにすると足が冷えますし、長時間の立ち作業ですから、膝も痛みますし、疲れも溜ります。けど、杉の厚板ですと、足に負担が少なく、膝にも問題ありませんから疲れも溜りにくいのです。
おそらく、その昔の工場は木造で床は杉の厚板だったと推測されます、それを知っている心ある社長か幹部の方が、その頃の床にするように指示下と思われます。
工場見学の前に、シャボン玉石けんの歴史と決意、その後をビデオで見ました。
創業時はどこの会社も無添加石けんだけの製造だったのですが、アメリカやヨーロッパから伝わってきた合成洗剤技術によって日本も同様に合成洗剤の時代へと走り出し、旧社名の森田商店も1974年までは合成洗剤で破竹の勢いで売上げを伸ばしていたそうです。
先代の森田光徳社長は、合成洗剤を触るたびに皮膚に湿疹がいっぱい出て病んでおられたのですが、おる時、旧国鉄から無添加石けんの注文が来て、それが毎年少しづつ続き・・・・・無添加石けんを触っても、使っても湿疹は全くでないことに今更ながら気づき・・・
自身の体に悪いと思われる合成洗剤を商売にすることに対して、次第に嫌悪感を感じ、1974年に入院したことをきっかけに無添加石けんの仕事に特化すると宣言してしまったといいます。
当時、従業員100人、毎月の売上が8000万円、それが、切り替えた途端に、売上が78万円にまで下がり・・・不安がる従業員は次々辞めてゆき、ついに5人までになってしまったといいます。
それでもめげず、財産を食いつぶし継続し・・・・・ある時をきっかけに、体の安全や環境への配慮思考の高まりと共に売上げも回復して、現在では従業員が100人までに戻ったといわれます。
今では、工場見学には年間12,000人の人たちが訪れるほどとなっています。
そして、シャボン玉石けんでは、以下の3つのことを消費者に伝えておられます。
1.水で洗えるものは何でも洗える。
からだ、頭、食器、洗濯、歯磨きなんでも
2.肌に優しい。
石けん以外の成分が入っていないから何の害もない。
用途に応じて、つくる時間や成分の配合を変えるだけ。
炭素が入っているから、変色は当然のことと伝える。
3、環境に優しい。
川や海に流れても、成分が水と炭素に分離するだけだから川や海を汚さない。
但し、無添加石けんは匂わないので、女性によっては香りが欲しいという人も多く、そういう人には使うのは無理!かなって?
私ごとですが、早速帰ってから、お土産に購入した石けんで頭も顔も洗い、石けん練り歯磨きで歯を磨き、皮膚のカサカサはいきなり薄れ、細い私の髪の毛はふっくらと・・・・・歯を磨いても味が変わらず・・・・・
早く気づけばよかった・・・タイミングよくきっかけができてよかった!
感謝です!