福井の気づきブログ

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庭の大きな赤松

2005-06-26

カテゴリー「KJWORKS福井のこと・学び事

投稿者 福井綱吉

明日から既存建物を解体する予定で、芦屋市のSさんの敷地へ、朝9時前に現場管理者の吉田君とSさんご夫妻、そして吉野の阪口製材所さんとで待ち合わせしました。傾斜地の庭南東部分に我がもの顔ですくすくと育っている赤松の木を吊切りする下見が目的です。

高さ約24メートル、根っこの直径約85センチ、地面から1メートル辺りの直径は65センチと巨大な赤松で、南どなりの隣家にやや傾いて立っている厄介な赤松なのです。吊切りとは、山で木材を伐採する場合に根っこ近くから斜面山側に向けて倒す一般的な方法とは違い、てっぺんから順番に根っこに向かって何回かに分けて吊りながら切り採ってゆく方法です。山と同じような伐採をすると、住宅地では樹木の倒れる場所が無いのでそのような方法はできません。クレーンに人が乗って樹木のてっぺん近くに行き、チェーンソーで吊切りし、伐った樹木は所定の場所に下ろし、人はそのまま樹木の残り、またクレーンが樹木に移動し、その次の木の上部からチェーンソーで切り取り・・・・・と繰り返しの作業となるのです。

Sさんの話によると、庭に1本しかなかった木で、変に可愛がりすぎて、根っこ廻りに栄養?を与え続ける内に、どんどん伸びて行き、24メートルにもなってしまったそうです。赤松のことをご存じない人は、そんな大きな木であれば、伐った後、乾かして板材でカウンターやテーブルに使えるのではと思われるかもしれませんが、残念ながら、赤松には伐り旬という時期が有り、12月から2月ごろの寒い時期に伐って、しかも、加工も4月までには済ませないと赤松特有の『アオ』と呼ばれるカビが生えて真っ黒な状態になってしまうのです。

それではもっと早く伐れば良かったのに!?といわれそうですが、建物を解体して障害物が無いときで無いと伐ってもその伐った材を置くところがありませんので、建て替えのタイミング上、致し方ないことです。また、伐っても、そんなに早く簡単に乾く訳でもなく、残念ながらチップにするしか方法がない木材なのです。