福井の気づきブログ

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ひとつのカウンターに20種類の木材サンプル

2005-07-26

カテゴリー「くらしの杜のこと

投稿者 福井綱吉

一生懸命、横井川君(左官職人)が塗る漆喰(タナクリーム)の壁に長さ8640mm、高さ900mm、奥行400mmのサンプルカウンターが取り付きます。カウンタートップには、間口420mm、奥行400mm、厚み35mmの板サンプルが20枚張られます。1枚だけが660mm(窓横の為変形)ですが、一枚板や横接ぎ材の20種類の板材を底目地つけながら貼ってゆきます・・・・・・が・・・・・

1週間ほど前に、吉野や岩手、長野、アメリカ広葉樹の輸入元に頼んで、20種類のサンプル用原板を家具工場に納品してもらいました。カヤ、栂、南部赤松、信州唐松、高野槙、吉野ひのき、吉野杉、ネズコ、欅、シナノキ、ホウノキ、岳樺、榎、楡、山桜、イエローバーチ、ブラックチェリー、レッドオーク、ホワイトオーク、ハードメイプルの20種類です。

ところが、本日、松原の家具工場に呼びつけられ、更に、ひどくイライラされ、「この20種類の木材、どれが何やらさっぱりわからへん!?」「名前ぐらい書いて送れよ!」って、怒られるのです。確かに木材も色々で、納品された原板は皮はついているは、綺麗に削れていないはで、ニレ科だけでも、楡、榎、欅の3種類あって、知らない人には、榎など色合いは栗のようでよくよく見ると、欅のような柄をしている感じ、楡に至っては、大径木などは栓のようで欅のようでと確かに名前書きしないとわかりません。イエローバーチやイエローメイプルもしかり。木材の事は良く分かるはずの矢野川さんなんですが、さすがに自分で手配しないものは、本当にわからないものなんです。

私の場合、20種類の発注者ですので、わかり易い板材から「チョーク」で名前書きし、ひと通り、わかったからよかったのですが、その2日前には当社の畑下君が工場を訪れて、聞かれても「全くわかりません」と逃げ帰った経緯もあって、加工したいけど名前がわからず、家具工場の矢野川さん、相当、イライラしていた様子が手に取るように感じられました。

そんな『Furniture Studio かぐら』には、更に床、カウンターやテーブル、キッチンカウンターなどに次のような木材が使われています。トチノキ、カバノキ、カツラ、タモ、オニグルミ、クリ、ウォールナット、セン、ナラ、イチョウ、ブナ、ヒメコマツ、などなどです。

私の勝手な想いで素材を集めたのですが、つくる立場から考えると、本当に迷惑に違いない出来事のようです。オープンの際には、ぜひこの製作の苦労も見てください。