福井の気づきブログ

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日当たりの良い南の畑に家が立つとき

2005-09-27

カテゴリー「家づくり相談(土地さがし・建替え・リフォーム)

投稿者 福井綱吉

ねぎや大根など、葉緑素たっぷりの野菜畑に、「木の家」の設計依頼を受けました。左手前の畑は残して、正面の住宅の前に2階建ての住宅を設計するのです。

普通であれば、建てやすい楽勝気分の敷地なのですが、お話をお聞きするとご本人はさほど、気づいてはおられないものの、実に厄介な敷地です。建物の真正面に2階建ての家を建てれば、正面の家は日陰になってしまいます。本来、設計にあたって、正面の建物も近い将来、南正面に家が建った場合を想定して、リビングや庭の位置を検討するものです。正面に建物が来ても、如何に自然の恵みである太陽の日差しを確保することが可能かを考慮することが常識だと思うのです。ところが、この建物、大手住宅メーカーによる家と思われ、そんな考慮など、するはずもないし、考えもしないのが、あの世界では常識のようです。

そこで、プラン依頼をされたKJ WORKSとしては、北側(正面の建物)の1階に太陽の恵みが如何に確保できるかを考慮して設計することとなるのです。「何故?そんなに正面の家を気にするのかって?」『兄弟の家なんですよ。後から気まずくなれば、KJ WORKSとして家づくりのプロと言えせんよ!』『最初からわかっていることを知らぬ顔して、建てられませんから!』今までの依頼仕事では、かなり難しい家づくりです。間口が広くって奥行(南北)が短いのですから!

いずれにしても、何とか知恵を絞って、兄弟が完成した家を見て、この配慮に感謝していただければ、工務店冥利に尽きるのですが・・・