福井の気づきブログ

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化学物質過敏症の勉強会

2006-03-04

カテゴリー「家づくり相談(土地さがし・建替え・リフォーム)

投稿者 福井綱吉

午後3時から、京都府内のAさんの元自宅で、この家の建替え施工に関る全業種の関係者を集めて、化学物質過敏症の勉強会を行いました。この話は、以前ご紹介した話の続きですが・・・

Aさんご夫妻の家は、築40年以上ですが、昔ながらのとても落ち着いた家のように見受けます。部分的な自然素材によるリフォームをしようと、健康志向住宅を標榜する女性設計者にめぐり合って、その女性が紹介する工務店を交えてのリフォームとなったそうです。

ところが、実は化学物質など健康障害に対して全く無知な設計者といい加減な工務店だったことで、自然素材の家どころか、引渡し時から有害物質とカビによって、ご夫婦とも化学物質過敏症になって住めなくなってしまわれたのです。

こうしたご夫妻の状況に、京都の工務店は皆、二の足を踏んで遠ざかるばかりだったそうです。私たちKJ WORKSと同じ自然エネルギーや健康志向をうたい文句にする工務店たちがです。

今回の勉強会は、化学物質過敏症になってしまった経緯と、今の建物内の状況(中にいると私でも頭が重く、目に滲みるほどです。冬場で寒いため、暖かい時期に比べればまだましですが。)を全社で確認し、この建物に使用する全ての素材や物質のサンプルを提示して、Aさん了解の下に使おうというものです。

使用する木材も、先日、持ち込んだサンプルが機械乾燥による木酢酸の臭いがして、ご夫妻とも体が受付けず、急遽、吉野町の阪口製材所の自然乾燥木材を使うこととなりました。本来、乾燥の臭いは、問題ないのでしょうが、ここまで、前述の設計士や工務店の悪行がそうさせてしまったのです。

もちろん、彼らは素知らぬ気持ちで、何の弁済にも関ろうとしないそうです。

そうした話を聞くと、さすがに私たちKJ WORKSの立場でもちょっと、無事に建物を納得できる形で引き渡せるかは、かなり微妙なものです。設計士に対して、工務店に対して、人間不信にもなられているのですから。

ですが、お聞きした以上、KJ WORKSとして引く訳にはいきません。ご夫妻の体に最善の配慮をし、Aさんご夫妻の気持ちを第1に尊重した仕事をすれば、何とかなるはずです。気持ちの通じ方次第だと思うのです。

そんな気持ちで、今回は全業者みな、真剣なまなざしでの勉強会と相成りました。

自宅への帰りの夕方、来週の土日に見学会を予定する奈良市内の若草山が見えるOMの家の現場へと出向きますと、偶然にも若草山の手前にOMの家を見ることができました。