福井の気づきブログ

福井の気づきブログ

「当たり前の家」ネットワークの考え方

2007-06-01

カテゴリー「KJWORKS福井のこと・学び事

投稿者 福井綱吉

出版社であるエクスナレッジから7月5日に創刊される住宅季刊誌レアリテは、「当たり前の家」ネットワークを応援する高樹沙耶さんが編集長をする雑誌です。

その「当たり前の家」ネットワークの事務局長の塩地さんやエクスナレッジの大菅さんの考え方に興味が湧いて、最近は大いに深く関わろうとしている福井です。その考え方についてKJ WORKSでは以下のように理解しました。

過去のワークショップやフランチャイズ、ボランチャイズの考え方は、プロとしての業界人がコンサルタントを交えた工務店、木材建材関連業者の集まりとして、施主との対決した考え方でした。
・消費者は今後こう考える!とか
・こうしたら物が売れる!とか
・消費者に対してはこうした作戦が有効!
・消費税が上がる前にストックをこのようにかさ上げしておくと良い!など
・・・といった消費者不在で、過去の経験値や世の中の流れを先取りした形での学習というか勉強会が全てです。

決してそれが悪い訳ではありませんし、私自身も大いに学んでいます。

そういうワークショップとは違い、「当たり前の家」ネットワークでは、会長に旅館経営の女将である中川誼美さんという消費者代表を窓口に、無機質無害建材のモイス開発の統括リーダーである三菱商事建材の塩地氏、建築知識を発行するエクスナレッジの大菅氏、環境問題に関わる女優の高樹沙耶さん等を交えて、消費者と工務店を繋ぐネットワークの構築を進めています。

その広告及び集客媒体として、エクスナレッジから7月創刊の「レアリテ:季刊誌・高樹沙耶編集長」を発刊します。その刊行スケジュールとしては、2007年7月5日発売(創刊)、10月5日発売、2008年1月5日発売、4月5日発売の年4回の季刊誌と決まりました。

「当たり前の家」ネットワークは、消費者と工務店を繋ぐネットワークであって、設計者と消費者とつなぐものではありません。設計者は工務店が家守り(管理工務店)として成り立つ形で、あくまで工務店を窓口に共存する立場とします。そうした考え方は、KJ WORKSの設計施工と、KJ WORKSがWORKS STUDIO事業として設計者とコラボした家づくりを試みる意味合い、すなわち、あくまでKJ WORKSという工務店を窓口とした家づくりをする、この思想と一致します。

また、家守りである工務店を『住まいの住職』という位置付けとして、住まい手は『檀家』と考えると、長い付き合いをする関係としてわかりやすいのかもしれません。このネットワークの中で、工務店は、家づくりの解説者の位置付けでもあるのです。「当たり前の家」ネットワークのホームページにあります、塩地博文氏の「特集:住宅戦争終結宣言」の総括レポートや、大菅力氏の「取材ノート」の文面は工務店の賛同として即効的には伝わりにくいのかも知れません。

けど、一度、施主としての目線で、更に知的富裕層の方々にその文面を読んでいただき、「当たり前の家」ネットワークに賛同してもらわなければ、この「あたり前の家」ネットワークは、ただの売り込み組織に見えてしまう、という危機意識もしっかり認識したいと思います。

上記のような意味合いから、現状「当たり前の家」ネットワークのホームページからはまだ見えてこない流れをあくまで、その家づくりの理解者たる優秀な全国の工務店100社連合が、今後、築きあげる取り組みでもあるのです。

日本の建築物の8割を建築する工務店が実は、ゼネコンの下請けや孫請け、住宅メーカーの下請け、不動産会社系の建売や分譲住宅の下請けなどに従事し、元請工務店としての実態が実に明らかではなく、せめて住宅は工務店が建てている!という、しかも、住まい手の方々の為になる一生一度の家づくりは工務店が請負うもの、そして、2年後に迫る消費税アップまでに、消費税後の景気回復時までの体力を保てる現状の2倍以上のストックある工務店とすべきと考え消費税アップ後まで生き延びて、日本の住宅産業のリーダーとなる「家づくり工務店」を創造する、それが「当たり前の家ネットワーク」の存在理由でもあります。

KJ WORKSでも関西を代表する工務店として、9月下旬頃には、関西から「当たり前の家」ネットワークを発信する行事として、彩都「暮らしのギャラリー木想館」から、多くの多彩な友人たちも交えて、消費者との大きな連帯的集いを開催しようと考えています。そして、「当たり前の家」ネットワークのイベントそのものがKJ WORKSのイベントという位置付けでありたいと考えます。