福井の気づきブログ

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福井が考える「あたり前の家」

2007-06-28

カテゴリー「KJWORKS福井のこと・学び事

投稿者 福井綱吉

全国各地の山々で先人たちによって昔から延々と育てられてきた木材が、その山の人たちの手で伐り出され、製材・乾燥され、機械や大工棟梁たちによって加工された構造材が、住まい手の土地に予め段取りした基礎の上で棟上げされます。

そのずっと前から工務店の現場管理者によって、全ての材料から職人の手配、作業工程が組まれ、それによって作業が進みます。屋根屋さん(瓦や板金)が屋根仕舞いを、板金屋さんは樋をつけます。その建物をつくり込む大工さんの傍らで、左官屋さんが外壁を塗り、室内の壁には漆喰やシラス、珪藻土などでつくられた左官材料も塗ります。もちろん、大工さんの手で外壁の板張りや外部サッシの取付け、床、天井、押入などにも無垢の板を張ります。木でデッキバルコニーも作ります。

KJ WORKSスタッフの手でOMソーラーの機械やパーツを設置する家もあります。タイル屋さんや石屋さんも活躍します。内装屋さんによる和紙貼りもはじまります。電気、水道屋さんも一生懸命です。家具職人によってキッチンや洗面、玄関収納、本棚、飾り棚なども施され、建具屋さんは予め実測したとおりに引き戸や引き違い戸、襖、内障子をきっちりと取り付けます。床や建具、家具の仕上げにはワックスを塗装屋さんが、時には住まい手の方が家づくりに参加して塗ります。左官仕事にも参加することがあります。

最後に畳が入って、照明がついて、設備チェックがあって、外では植栽を含めた外構工事が出来上がってゆきます。そして社内検査、施主検査をして、住まい手のご好意で予約制の完成見学会もさせていただきます。

この家づくりが始まるずっと前からは、家づくりの設計カードによるヒアリングのやり取り、建築地の下見、役所調査、プラン打ち合わせと予算との戦い、事前協議、建築確認申請、住まい手との打ち合わせの繰り返しによる実施設計、建築確認申請許可受理など等、4ヶ月から1年がかりで進行しているのです。

こうした、おそらく、一生に一度しかない住まい(棲家)を、昔からある「あたり前」の素材で大工や屋根、左官職人などこれも昔からの「あたり前」の職人の手で、時代のニーズや安全で確かな創意工夫を続けられる「家づくり工務店」によってつくられる家づくり、これが、私は「あたり前の家」だと考えています。