福井の気づきブログ

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ハウスメーカー77社個別診断最新版

2007-09-08

カテゴリー「KJWORKS福井のこと・学び事

投稿者 福井綱吉

昨日、辛口の編集社である建築ジャーナルさんから3冊の本が送られてきました。

なんだろう?と中身を見たら、『ハウスメーカー77社個別診断』最新版とタイトルが記載されていて・・・・・そういえば、春ごろに建築ジャーナル(大阪)の記者と建築士の方が取材にこられたことを思いましました。けど、KJ WORKSは「ハウスメーカー?」と疑問を持ちつつも、早速、掲載各社の名前を見ると、俗に言う良く聞くハウスメーカーの名前がズラリ・・・その他にも、一般的に良く知る工務店の名前もチラホラ。

そして、「はじめに」で始まる文面は実に辛口で、私も嫌な印象しかない会社なのですが、建材やサッシなど住宅資材関連メーカーの子会社に対して、いきなり「ボロクソ!」で消費者の目線に沿わない感じの売るだけの会社にも「クソミソ!」、です。

そして、中身を恐る恐る見て行くと、まともに褒められている会社は無く・・・「KJ WORKS」のページをめくり、凝視して読みふけると・・・ほっとしました。『・・・さらなる今後の活躍も期待できる。』と結ばれていて、本当にありがたい紹介をしていただいておりました。KJ WORKSもハウスメーカーと同種の住宅会社としてまとめられているのですが、一般消費者からすれば、どのような会社としての分け方があるのかも知れず、発信のイメージとしてはそれで良いのかもしれません!

ただたんに、売るだけの大手ハウスメーカーを攻撃するだけではなく、掲載工務店に対しても襟を正す家づくりの姿勢や設計と施工の監理業務を現場監督に任せる疑問にも言及し、正しい設計や施工のあり方を説いています。

この本、初刊は2001年10月に発刊し大ヒット本となり、それから今回の発刊までに6年の間があって、その間に殖産住宅、太平住宅が倒産し、三井ハウスが廃業するなどと続いています。今後、益々、大手ハウスメーカーの倒産や統廃合が予想され、もちろん、学習能力の無い工務店に至っては住宅業界からの退場が5割以上は相次ぐ時代と予想されます。

この建築ジャーナル発行の『ハウスメーカー77社個別診断最新版』は、そんな住宅産業界で家づくりを目指す人たちへの警告や気をつけるべき指摘事項を発し、また工務店には指摘された内容に対して素直に非を認めさせ、早急な改善を即している本なのです。

世間で既に不要論が声高に起こる住宅大量生産の推進役である大手ハウスメーカーの後を受けて、「地域の家づくり工務店」の今後一層の役割に答える器量が問われる時代が始まっています。

 

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