福井の気づきブログ

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SAREX・HCR作成支援委員会の会合は本日が最終日!

2009-02-23

カテゴリー「KJWORKS福井のこと・学び事

投稿者 福井綱吉

昨年の10月から始まった、既存住宅を評価し修繕方法や修繕費用を明確にし、後々のメンテナンス方法やその費用の把握、そして、既存住宅の価値などを評価する日本版HCR(Home Condition Report)作成支援委員会がようやく本日で終了しました。

私はといえば、2回目からの参加でしたが、本日までのデータ分析によると私がリフォームについて考えていた内容とほぼ一致する結果となり納得のいく分析結果でした。

あくまで現在の物価水準での計算なのですが、仮に現在、建築した自宅が2500万円だとしますと、30年後までのメンテナンスにかかる費用が約1950万円必要と想定されます。そして、30年後の大改修でリフォームすると1200万円必要となり、30年後に建替えると解体費用100万円としても新たに2500万円、そして外構工事を100万円とすると合計2700万円・・・・・すると、30年経った段階で建替えの場合、全面改修に比べ1500万円も割高になるのです。あくまで最小限の差額がです!

過去のいい加減な建物ではなく、2000年以降の現在の建築基準法に基づいた建物ですから、建替えなくても充分補修や改修で60年以上は確実に大丈夫な建物で、常識的に、住み続けられる家族や住まい手がおられれば100年でも住み続けられるのです。

結局、60年後までのメンテナンスや大改修も計算すると最初に2500万円かかった建物は60年後までに合計5000万円ぐらい必要となるわけで、まあ、当初の建築費の2倍が必要となることがデータでも実証されました。

野辺さん始め、岩下さん他委員の皆さん、お疲れ様でした。

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