福井の気づきブログ

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傾いたブロック擁壁への対処!

2009-05-19

カテゴリー「新築(木の家・施設・大型パネル・E-BOX)

投稿者 福井綱吉

傾いたブロック擁壁

千里界隈は元々地盤が悪く、ご他聞にもれず、敷地を地盤調査したところ、随分地盤が悪く、柱状改良工事が必要と診断されました。

右隣の建物はもう30年ほど前に建築された家ですから、地盤改良はもちろんの事、地盤調査さえしていない時代の家です。当然、その時代ですから、隣家との擁壁はブロック擁壁があたり前の時代でもあり、今ではそのブロック擁壁は大きく傾いています。

今回の家づくりでは、隣家横を掘り込んでコンクリート製の背の高い車庫を設置し、その上に、木の家を計画します。ですから、お隣の傾いた擁壁の直ぐ横に、そのブロック擁壁が崩れ落ちないように矢板という鉄板を差込み、それを型枠代わりにしてコンクリート擁壁を造ることになります。

ただ、お隣さんに挨拶程度で工事を始めて万が一、ブロック擁壁が倒れたり、建物にひびがいったり、傾いたりすると、工事期間中、そして、入居後に後遺症を残しますから最初にしっかりした対応が大事です。

ですから、現在のブロックの傾き状況やひび割れ、建物外部の壁のひび割れや傾きのチェックとその現状写真撮影・・・それから内部の壁や天井、床などの現状写真を撮影し、その状況報告書を作成して渡しておく。そして、建物完成後に、再度、建物やブロック擁壁の完了後の状況をチェックする・・・・・そして、お隣さんに確認してもらう。そうした納得のチェックがお隣同士の信頼と信用に繋がるのだと想います。

このような仕事は私たち工務店の一番大事なお客さんとの代行作業でもあるのです。

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