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リハビリテーション病院を森が囲う
gallery『くらしの杜』2階事務所から見た病院建設現場です
世界的な生態学者の宮脇昭さんは言います。
「日本の常緑広葉樹を主とする照葉樹林帯では土地本来の森は0.06%しか残っていない。ほとんど人間が手を入れて二次林や人工的で単一樹種の画一樹林にしてしまった。これが台風や地震、洪水などの際の自然災害の揺り戻し(2次災害)が起こる諸悪の根源である。その土地本来の潜在植生は、「鎮守の森」を調べればわかる。大抵、シイ、タブノキ、カシ類の木々が茂っているはずだ。」
「いのちの森づくりには、最低限生物的な時間が必要である。潜在自然植生の主木は深根性、直根性で、大きく育った成木を植えても育ちにくいもの、大きくなる特性を持った、土地本来の主木群の幼苗を混植・密植すべし。生態学的な調査と知見に基づいた地域の潜在植生による森づくり、いのちと心と遺伝子を守る本物の森づくりを今すぐ始めてください。さあ、土地本来の本物の木を植えよう!」
そんな宮脇昭さんの人としての正論と心意気に共感して昨年から始めた「鎮守の森」構想にまた彩都のリハビリテーション病院のオーナーさんが同意していただけました。ありがたいことです。感謝!
この秋には「くらしの杜」4周年記念植樹祭を開催しますが、また来年の春先には、今度は病院の周囲に患者さんは元より、道行く人たちにも元気と癒しを与えてくれる300坪ほどの緑地帯に「鎮守の森」植樹祭を開催できる事になりました。おそらく500人近くのボランティアの皆さんとの森作りになると思われますので、ちょっと、並々ならぬファイトが沸いてきました!
理事長さん、副理事長さん、ありがとうございます。
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