福井の気づきブログ

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福津農園は『省手間農法』

2009-08-10

カテゴリー「KJWORKS福井のこと・学び事

投稿者 福井綱吉

いつもご愛読いただきありがとうございます。

愛知県新城市で福津農園を営んでいる松沢さんは徹底的な『省手間農法』にこだわっています。省手間農法とは、今ある資源を最大限に活かし、無駄な肥料や機械を一切利用していない農法です。結果、エネルギー総量(エネルギー生産量/生産に費やすエネルギー総量)がプラスとなり、さほど売上げを気にしなくても農園を無借金で自力で運営できるのです。

健全な農業で、安全で美味しい農作物が生産できて、地域の消費者が農園を見て、触って、食べて、安全や安心を実践地で学び、地域を問わず根強いファンが存在することになるのです。

そんな福津農園を先日、見てきました。

有機栽培や自然農法は、安全や品質が叫ばれている中、松沢さんは、収穫した野菜を流通に納品することは決してなく、週1回、農家仲間と豊橋の朝市で車上販売し、しっかりとした多くの固定客を掴んでおられます。他にも共同購入会などにも販売され、直販の販路を自身で開拓しておられる素晴らしい農業従事者の見本です。

農園の動物はヤギ1頭、鶏300羽と犬一匹で、農園と生活から発生する野菜くずや生ゴミの全てを、この動物たちが消費してくれるそうです。生ゴミを堆肥化するより、まず動物の餌にしてその糞を肥料に廻す。この「循環型」農法を松沢さんは独自に考えられ実践しておられます。

ただ、最近は、裏山が荒れ(人工林の杉林が手入れされず真っ暗な森化して、荒廃)広葉樹のどんぐりも少なく、裏山から猿や猪が畑に降りてきて出荷寸前の野菜や果物を食い荒らします。猿については犬が追い払ってくれていましたが、最近は高齢となって耳や動きが悪くなり・・・・・それを察した猿が我がもの顔で作物を荒らす始末。猪については、昔から猟師が猪狩りを続けていて、その頭数も生きるエリアを共用できる範囲であったが、猟師も高齢でいなくなり、増える一方・・・番犬はというと、夜の行動では勝てず、暫くはお手上げ状態の様子。・・・けど、大自然との共生、当然動物との共生共栄も考え、新たな手立ても工夫されておられるとか・・・?

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