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「エビふりゃあ」の、まるは食堂
いつもご愛読いただきありがとうございます。
先日、愛知県南知多町にある、愛知県の人ならみんな知っている!「まるは食堂」を見学に行ってきました。あの有名な、でっかい「エビふりゃあ」の発祥の地といわれるお店です。
正式には、まるは食堂旅館といいまして、会社名は、株式会社 まるは です。
このお店は、年商20億円もの商いをする立派な会社なんですが、今の健全経営に至る間には、とんでもない過ちを元経営陣がしでかし(新鮮が売りの魚を、あまりにお店が流行りすぎて冷凍品に切り替え慣れ切ってしまっていた)、現社長は34歳という超若さながらどん底の修羅場を潜り抜けて復活させた天才肌の経営者です。
この社長のおばあちゃんにあたる「相川うめ」さんが、まるは食堂の創業者です。そのうめさんの言葉を書き連ねてみました。
≪感謝感謝感謝で日が暮れる ―相川うめ―≫
魚を買いに来たお客さんに魚を食べたいという人がおった。
大将が刺身を切って出した。
焼き魚、蟹を茹でて出した。
望む人には、飯をよそって出した。
「人に喜んでもらえることせにゃいかん。」
自分の畑で採った大根を漬け物にして出した。
そのうちに、お酒を飲みたいという人がおった。
一升瓶でお酒を好きなだけ飲んでもらった。
地元の衆に好かれんといかん。
事情を一番知っとるもんが、まるはをええって言ってくれんといかん。
「蝋燭はわが身を削って周りを照らす」
幼いころに母から教わった大切な言葉だ。
だから、安く出せるものは安く出す。
十分納得のいく値段なら、次もまたきっと来てくださる。
戦後は大変な時代だったから、たくさんの人が助けてくださった。
いろんなことを教えてくださった。
だからわしは恩返しだと思っとる。
新鮮で美味しい魚食べて、お酒を飲んで。
眠くなったら泊まってくださったらええ。
そして気に入ってもらえたら、また来てくださればええ。
今日も、感謝感謝感謝で日が暮れる。
素朴で実にわかりやすい言葉ですね!
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