
福井の気づきブログ
- 福井の気づきブログ
- 中国にも真似られない照明器具
中国にも真似られない照明器具
いつもご愛読いただきありがとうございます。
先日、あるお客様から、自宅に取り付けたい照明器具がある!とお聞きして、私自身もふと!知りたくなった照明器具がありましたので、早速、その会社にメールをしますと、次のような返事が返ってきました。
「お問い合わせいただき有難うございます。弊社は下町の小さな汚い町工場です。当日、組立する部品を、近くの倉庫から持ってきて、組立・検査・梱包・発送と作業しております。外注先の技術が、弊社のベース(硝子・へら絞り・木製の轆轤など)になっております。展示場もありません。折角、遠方からお見えになるのに、がっかりしてお帰りになっても申し訳ございません。それでもよければ、かまいません。我侭言って申し訳ございませんが、よろしくお願い致します。」
そこで、その正直さが益々面白く感じて「それでは10月1日、朝からお邪魔しますからよろしくお願いします!」とメールして、昨日の朝、東京の下町にお邪魔いたしました。
全工場の生産ラインです!二人ほど抜けてはいますが・・・実にアットホームで、スピーディーな少数精鋭部隊です!
手づくり吹きガラス電球です!
最近ではCO2削減の流れからはエコではない?と思われる人もおられそうですが、ちゃんと、LED対応も出来る代物です!
昔ながらの下町の倉庫や工場のあるところなんですが、大半が廃業した歯抜けのような工場のある町の一角で、昔、懐かしいセードのランプやペンダント、セピア色の硝子セードやアルミの磨きセード・・・・・
8人ほどのパートさんや従業員で、その日出荷する照明器具を約30種類ほどのパーツを基に組み立てる・・・多品種少量生産、けど、常に在庫管理を怠りなくする・・・パーツが直ぐにできるものはなく、常に、パーツの在庫は1ヵ月半分はストックしている・・・
こうした商品は、直ぐ誰かが中国やアジアで安く生産して真似るのですが、流石に、このこだわり商品で、しかも本物志向で、昔からの日本人が培ってきた本物の隙間産業には、コピー屋さんも歯が立ちません!
面白い、そして、生粋の140年続く江戸っ子の町工場にかなりのめりこんでしまいました!
イベント情報