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森の幼稚園『まるたんぼう』を診て学んできました!
いつもご愛読いただきありがとうございます。
鳥取県智頭町で、森の幼稚園『まるたんぼう』を診て、学んできました。
森の幼稚園には園舎がありません。
森が園舎です。
子供の自立心から学ぶ大人の成長・・・それを支える仕事ではありえない、できっこない「楽しむ幼稚園のスタッフたち」。
子供の目はキラキラしています・・・もっと、キラキラしていたのは労働とか仕事をする気持ちの人ではありえない、なしえない、スタッフの目でした。
今日の気温は車で智頭に着いたころは氷点下1℃・・・・・今日の森の幼稚園は、体験宿泊施設のある森でした。
視察の集合時間は智頭駅に午前8時半・・・朝自宅を5時に出て、到着したのは途中休憩したのですが、午前7時半。寒い!
智頭は智頭杉で有名ですが、その名の通り・・・杉の山しか見えません・・・?
朝の体操というか・・・輪になって踊ります!建物はは園舎とは関係ありません。
泥んこまみれでも放っておきます!建物外部には着替えなどの荷物のみ置いています!
「こどもは風の子」・・・昔聞いた言葉ですが、そのものです!
9時から1時ごろまで・・・・・お昼の弁当も火をいこして屋根のある、けど外で好きな場所で好きな時間をかけて食べます。皆で「いただきます!」と、「いただきました!」は最後の食べ終わる子供を見届けて行います。
外で楽しんだら、「まるたんぼう」の施設でお休み時間になります。ここは無人となった農家を借り上げています。
雨の日も雪の日も・・・警報がでない限り、毎日、自然の中で幼児教育を行う、それが、森の幼稚園『まるたんぼう』です。
(船井総研のミウラクリニック、三浦さんからの引用)
・口にチャック
・手は後ろ
・耳はダンボ
口にチャックとは、子供にむやみに注意や指示を与えないということだそうです。その中の4つの禁止用語は・・・
◆はやく
◆危ない
◆汚い
◆ダメ
子供をこうした言葉で統制せず、子供の自立心を尊重して、子供の意思に委ねるのです。子供との会話をしないのではなく、笑顔で楽しく会話するのです。
手は後ろとは、子供に極力手を貸さずに自分でやらせる、できないときは仲間が手伝うのを見守る、大人と同じように自分のことは自分でする経験は大きな自信に繋がるようです。
耳にダンボは、子供の会話を良く聞いていることで、口も手も出さないけど、よく聞いて状況把握をしっかりとすることです。
ですから、親もスタッフも子供が何をしても知らん振りして、その行動を見守り、自分で解決させる、人材育成・・・子供で親も成長する・・・・・
知らん振りして見守るスタッフの目は優しく、キラキラしています。
子供の泥だらけ、ずぶ濡れ、やんちゃな行動を診て、口も手も出さず、耳をダンボにして自身が成長する親御さんたち。
それよりもすごいのは、はしゃぐ子供と違って、見守り自立心を育てるスタッフたちです。
暑い日もあれば今日のように寒い日、これからなお寒くって雪深くなるこの地で、笑顔で楽しく振舞える・・・・・素晴らしい『まるたんぼう』のスタッフさんたち・・・・・脱帽です。ありがとうございました。
この精神!楽しむから笑顔が普通に出て、笑顔が子供も笑顔が更に続く・・・仕事ではなく「志事」、実に良くわかる実践事例でした。感謝!