福井の気づきブログ

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家具製作図面で想うコト。

2016-01-18

カテゴリー「キッチン・家具のはなし伝えたいコト

投稿者 福井綱吉

KJWORKSでは、時々、戸建て住宅やマンションの造作家具工事だけのご依頼を受けます。

私の場合、CADは使えませんので全てが手CAD・・・フリーハンドです!

ラフスケッチとフリーハンドで家具プラン図を作成してお客様に提案。

そして決まればそのまま、家具工場の職人さんに納まり図を追記して製作図面として指示します。

材種、加工方法、塗装の種類、納入先の建物の状況等々。

 

製作工場で、家具設置場所の必要寸法を基に製作家具図を説明し・・・

現地、例えば高層マンションのリビングの間口いっぱいに納めるには、そのままの寸法では運び込みや設置ができません。

ですから、幾つかに分けて製作し、上下や間口のクリアランスも左右均等に逃げておくことが必要です。

また、コンセントやラン配線、テレビアンテナ電話回線などの通り道や配線用のルートや配線方法についても説明します。

 

あくまで製作側に立ったわかりやすい説明図面と正確な状況言葉が重要なんです。

ですから、設置場所の状況を家具職人さんに代わって私自身が立体的に把握して、それを如何に正確に伝えるか?

そして、そこに如何にスムーズに搬入できて、如何にひとつの家具として設備も含めて、一体型に組み込んで仕上げられるかを説明するのです。

 

私の場合、その昔、今から30年前まではインテリアや家具、キッチンの製作や施工が本業でしたから、日々の仕事そのものが職人さんに代わって現地を把握し・・・

工場で職人さんに加工してもらい、また、絨毯であれば定尺寸法で何メートル必要とわかればその寸法で商品を発注して施工方法も説明し、現地で施工してもらう訳です。

ですから、自分が解ればよい図面や指示図なんてものは職人さんには何の役にも立たず、ただただ迷惑なだけなんです。

 

このあたりのコトは建築屋の業界で教育するには中々難しい。

けど、いつまでも私一人がラフスケッチで仕事していてもスタッフの育成にならず。

CADで図面作製を依頼するのですが、私の説明した内容が相手目線に反映されないコトも多く。

何ともニッチな悩みの種。

 

家具やキッチン、薪ストーブというのはミクロな仕事。

ところが建築というのはマクロ。

マクロ目線でミクロ目線の仕事はかなり難しく。

反対にミクロ目線でマクロな仕事も同様ですが・・・

 

私も建築の世界に入って30年以上経ち。

ミクロな仕事も教えるのですが、ほんと、教育って難しい。

 

KJWORKSでは私以外に唯一、家具業界から入社したスタッフもいますが。

その他は皆建築畑ですから、中々伝えきれません。

それでも建築業界ではKJWORKSの家具の理解度は群を抜いているのですから善しとしなければいけないのですけど。

欲には切りがないですね。

ちょっとした愚痴でした!