
福井の気づきブログ
- 福井の気づきブログ
- 今はあまり感心できないこのベランダの造り。
今はあまり感心できないこのベランダの造り。
昔はこんな感じ良く見かけましたね!
40年~50年近く前は、内装の壁は木目調のプリント合板で。
2階窓の外には、柱を立てずに、箱状の土間は、防水施工もせず、モルタル塗りで。
外部に面した壁はモルタル塗りの上に厚手のタイル貼り。
しかも、当時は地盤調査もせず、地盤の悪いところでもお構いなし。
この建物も間口8メートル以上あるのに柱は無し。
自重で、バルコニーの土間はたわみ、タイルは、たわみの影響と雨水の侵入で屋外に向かって膨らみ、庭を歩くことは実に危険な状態。
バルコニー用金物を使って、雨水の侵入を防ぎ、他は木製のバルコニーデッキ、そしてその上には、西向きですから、バルコニーが被るだけの奥行の庇を。
そんな提案を本日、してきました。
小口の地味なご依頼ですが、工務店って本来、そうしたシゴトの積み重ねから家づくりもいただけるのです。
こうした一見、できそうでできないシゴト。
工務店って、ついつい忘れがちですね!
イベント情報