福井の気づきブログ

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今はあまり感心できないこのベランダの造り。

2017-05-16

カテゴリー「リフォーム・古民家再生

投稿者 福井綱吉

昔はこんな感じ良く見かけましたね!

40年~50年近く前は、内装の壁は木目調のプリント合板で。

2階窓の外には、柱を立てずに、箱状の土間は、防水施工もせず、モルタル塗りで。

外部に面した壁はモルタル塗りの上に厚手のタイル貼り。

 

しかも、当時は地盤調査もせず、地盤の悪いところでもお構いなし。

この建物も間口8メートル以上あるのに柱は無し。

自重で、バルコニーの土間はたわみ、タイルは、たわみの影響と雨水の侵入で屋外に向かって膨らみ、庭を歩くことは実に危険な状態。

 

バルコニー用金物を使って、雨水の侵入を防ぎ、他は木製のバルコニーデッキ、そしてその上には、西向きですから、バルコニーが被るだけの奥行の庇を。

そんな提案を本日、してきました。

小口の地味なご依頼ですが、工務店って本来、そうしたシゴトの積み重ねから家づくりもいただけるのです。

こうした一見、できそうでできないシゴト。

工務店って、ついつい忘れがちですね!

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