福井の気づきブログ

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家は金勘定で計れるモノではなく、愉しむところです!

2018-04-30

カテゴリー「お店・施設づくり伝えたいコト

投稿者 福井綱吉

先日、「彩都 くらしの杜」にお越しいただいたお客様お二人は、とても喜んで、明るい気持ちで、来られた感じが全くありませんでした。

人を介しての土地活用も含めた家づくりのご相談。

 

初めから取り留めのない話が続き、中々本題に入りません。

私はというと、そんな会話の中に入ることもできず、ただただ聞き役。

設計の松尾君がやり取りする会話を聞いているだけ。

 

聞いていてわかってきたことは、ハウスメーカーに振り回されている感じ。

よくよく聞いていると、ある街の駅前で店舗兼用住宅に住まれ、店の看板を60年以上にわたって受け継いでこられた言わば老舗のお店の親子さん。

その店横の路地奥にも古い小さな住宅がある。

そんなお店へ嗅覚宜しく。

 

不動産業も兼ね備えたハウスメーカー数社がやってきて、その地域の老舗でもある、そのお店を資産活用の賃貸マンション化して、中高年のお二人には、奥の小さな敷地に、一階は駐車場、二階と三階を家業と住居の三階建住宅を建てて住めという!

入れ代わり立ち代わり、7社ほどのハウスメーカーが、4~5人セットでやって来て、資産運用の収支計算書も作成して。

いい場所は賃貸に回し、奥の狭いところを住処にすべしと連呼!

そして、タラレバの魅力的な数字の資料をいっぱい並べて、ハウスメーカーが一括借上して賃貸収入の保証をする!といわれ、決断を迫られている。

 

借入額は解体から建設費、諸経費も含めると二億近くにもなる。

けど、返済は十分可能だからすぐにでもやるべしと迫ってくる。

住まい手とすれば恐ろしいほど怖いような大借金話と、大丈夫という返済計画を言いまくられ。

家づくりの愉しさもなく、年老いて狭い建物を二階三階へと上り下りするのは当たり前。

そんな実に辛い話に数社から攻め立てられて、そして、疲れ果てて、決済を迫られ。

そして、今日も、KJWORKSでも、同じような説明を受ける!そう思われていたようでした。

 

そこで、私は以下のような話をしました。

二方道路に面して、賑やかな通りに面した表通りの一階に堂々とご先祖様が築いたお店の看板を掲げ、そこでお店と住処を一体化して、自分たちが一番いい場所に住んでシゴトと暮らしを愉しむべき、っと。

そして、奥の敷地は車4台のパーキングにする。

お店の車は、表通りの建物の建ぺい率で空く空地を駐車場にする!

そうすればその半分の予算で建物は実現する!

愉しめない家づくりなんかしたらダメ!

 

憂鬱な顔してハウスメーカーに言われるがまま、借金し、賃貸居住者の入退去に振り回され、空き部屋を気にして、毎月の返済に追い掛け回される。

本来の正業シゴトにも気が回らず、お先真っ暗な借金に明け暮れる!

なんだか目に見える悪戯な不動産商売に唆されて。

 

けど、こうした話が現実なようですね。

私の話を聞いてから、憂鬱なお二人の顔はというと、何か吹っ切れたように、明るく笑顔を取り戻されていて。

なんだか私までがちょっと嬉しくなってしまいました。

私たち家づくり工務店のシゴトって、こういう相談相手も大事な仕事の柱でもあるんですね!