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屋根材の選び方!


瓦屋根が地震に弱い?
そんな風評は嘘です。
確かに、昔の瓦ですと、屋根下地は杉板が張られ、その上に藁入りの赤土を乗せて、その上に瓦が載せてあるわけです。
最近の天候不順な豪雨、暴風雨、頻繁な熱帯並みの土砂降り、強烈な台風、大地震となると、かなり無理があります。
穏やかな昔の気候なら、さして心配はなかったのですが、流石にここ最近の異常気象は当たり前化していますので、あんまりお勧めできません。
けど、今の瓦は、下地は構造用合板で、その上に防水シートを敷いて、桟木を打ち付けて、その上に引っ掛けて、瓦には固定用の穴があって、そこからビスで固定します。
ですから昔と比べれば格段に軽いし、風情もあるし、和瓦でも洋瓦でも、屋根から外れることもなく、安心で素敵な屋根材です。
ただ、施工職人さんの確保が最近では厳しいのですが、私たちKJWORKSには頼もしい屋根職人さんたちがいますから安心です!
ただ、強烈な台風や暴風雨で近隣からの金属やスレートなどが飛散してくると、焼き物ですから割れやすいのは事実。
そういう屋根材の割れる心配をされるなら、ガルバリウム鋼板の板金屋根は安心です。
もちろん、飛散する金属類が当たれば損傷は当然しますが、破壊されることはありません。
それと、随分前までのガルバリウム鋼板は、夏の暑さで屋根が焼けて、断熱しても鉄板の熱が屋根下に降りる心配もあったのですが、今のガルバリウムの表面には遮熱塗装が施されて、随分改善されました!
板金屋根には縦ハゼ葺きという地面に向かって垂直にライン上に貼られるタイプと横葺きや段葺きという横目に貼られるタイプがあります。
横葺きに貼られるガルバリウム鋼板は、どちらかというとお洒落で、数寄屋造りには、和瓦でなくてもよく似合います!
縦ハゼ葺きは、いたってノーマルな実用的な板金屋根。
ただ最近の豪雨や異常台風、暴風雨の土砂降りの際で、気付くことがあります。
瓦葺きや縦ハゼ葺きは、屋根から地面に向かって規則正しく縦のラインができていて、暴風雨でも雨はラインに沿って屋根の樋に流れます。
仮に土砂降りで、樋を乗り越えて雨が落ちることもありますが、基本的には樋に向かって雨は流れ落ちます。
ところが、横葺きや段葺きの屋根の場合、暴風雨となると、縦の決められた地面に向かうラインがありませんので、雨風によって、雨の塊が一定の方向に向かって流れ落ちることがかなりあります。
すると、雨は樋なんて無視して、不特定の屋根から地面に叩き落ちてくることがあります。
今まであんまり考えたこともなかったのですが・・・
これからは屋根デザインもさることながら、現実的な雨の落ち方もお客様にしっかりと説明して、納得の屋根選びをしてもらう必要もあります!
それと、樋の大きさが、最近の暴風雨には対応できていません。
これも雨対策の大きな問題点。
最近はいろんな面でしっかりと説明する必要がどんどん増える気候変調なんです!
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