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豪快さと癒しの風情が活かせる、薪ストーブのある古民家リフォーム!
過去の古民家リフォームの事例はこちらにもアップしています。
古民家の定義ってよくわかりませんが、日本の昔ながらの伝統建築を指すものと私は理解しています。
当然、時代によって屋根形状や仕上げのための収まりも違いますし、趣も違います。
以前に改修した築200年から300年ほど前の建物は、どれも屋根が藁ぶきで、小屋裏を見上げた屋根下地が実に綺麗でした。
けど、長年の経年劣化で建物そのものが捻じれていて、そのまま放置すればスクリュー状態というか、キリモミ的に倒壊するのがみえみえでした。
今回の建物同様に、瓦葺きで、よく見かけるのは明治以降の建物。
この建物は、昭和35年ごろの建築らしく、築60年足らずですから、古民家というより、伝統工法の和建築っていう感じです。
蔵と母屋を無理やりに部屋に取り込もうと繋いだ屋根納まりで、どうやらその無理な屋根仕舞から雨漏れがしたらしく、その水の侵入に導かれてシロアリが蔵の梁桁まで浸食。
この影響さえなければ、今回、リフォームする母屋は、お住まいだった主の丁寧な暮らしぶりで、一階は実に綺麗な室内です。
基礎も有筋か無筋かはわかりませんが、コンクリート基礎です。
残念ながら、部分的にシロアリの発生が見受けられて、床は一部を除いて全て捲ります!
ただ2階はというと、おそらく阪神大震災での被害だと思いますが、四方の角の壁がひび割れ、雨漏れの痕跡が。
想像するに、当時の主は、震災で崩れたであろう瓦屋根を和瓦で葺き替え、2階は触らず、1階のみを今風に修復して住んでおられた感じ。
一番費用の嵩む屋根が、24年前の阪神大震災後に葺き替えられていて、然も、1階はシロアリ被害さえなければ、趣と風情のある設え。
そこで、今回、1階の趣と風情のある玄関や座敷を極力活かし、骨太な骨格を吹き抜けと2階屋根全体から魅せる。
窓、屋根、壁、床下の充填断熱工事をしっかりやって・・・
薪ストーブの良く似合う、薪ストーブで家中が温もる。
そんな暮らしの実現を企んでいる私ではあります!
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