初めて木造建築に取り組んだ当初は、ご覧のバルコニーデッキの梁を木造にすることを当たり前としていました。

壁内への水の侵入を冷静に考えれば、気になるところなんですが・・・当時は実に未熟でした。

案の定、木部の腐りの発生などを含め、築後10年経った頃から不良メンテナンスの発生が始まりました。

もちろん、私たちの落ち度から始まった不良メンテナンスですから、当然ながら、無償メンテナンスです。

そんな時代が5～6年続き、今から10年以上前からは、バルコニーデッキの構造材は全て金属製に切り替え、その付根にも徹底した防水を施す癖付けを開始。

そんないろいろな善し悪しの経験を積み重ね、今は、本当に、当たり前に、木造に対するお客様目線というか・・・プロの建築屋らしい建築の納まりができるようになりました。

これも、多くのお客様へご迷惑を掛けながらの改善の進歩でもあります。

恥ずかしながら、全ての改善は、お客様へのご迷惑から学ぶことが多く・・・

当時、ご迷惑をおかけしたお客様とは、お陰様で今でも長いおつきあいをさせていただいています。

言い訳をせず、間違いを素直に認め。

即対応。

これからも色々な場面に対して、素直な気持ちと、言い訳のない、実直さを前面に・・・お客様と常に向き合って行動していきます！