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日本の山の木のことを想い、現した私の家の玄関門扉!
私の自宅の門扉には、山と杉の木を現しています!
門扉の写真を拡大するとよりわかりやすい!
ご覧の写真は、2002年に建築して今年で20年目のわが家の門扉です。
この頃は、近くの山の杉や檜材、時には高野槙、地松、信州唐松を構造材に採用して、木の家について色々な検証をしている真っ最中でした。毎月、全国の山々を見歩き、北は北海道の蝦夷松やとど松、青森の青ヒバ、秋田の秋田杉、針葉樹や広葉樹が豊富な岩手ではナラやクリ、イタヤカエデ、赤松、唐松(特に紅唐)等々。
南は四国の愛媛、高知、徳島、岡山、島根、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄まで駆け巡りました。
そして、今から16年ほど前に心が辿り着いたのが熊本県阿蘇郡小国町でした。
住宅建築を始めたのは今から30年前。
住宅建築に取り組むのが遅く、その時から取り扱う木材は全て国内の杉や檜、赤松、唐松と決めていましたから、色々関わり過ぎて、様々な木材の特徴や問題点にぶち当たりながらの家づくりの検証の日々。
今のように構造材は小国杉、造作材は吉野材と固まったのは10年ぐらい前。
毎月出向く林産地で多くを学び、多くの人と懇親し、建築屋なのに材木屋以上の深入りし過ぎて、そこまで行くのやらとスタッフもヒヤヒヤ、うんざりしていたのではと察します。
今日も朝から自宅でシゴトでしたので、朝早くの散歩の帰りに玄関前でふと、この玄関度をを見て、当時の様々な思い出が湧き出てきて、思わずシャッターを撮ったのがこの写真です。
当時も今も国内の木材への想いは変わらず。
地産地消といいますから、大阪で使う木材は大阪府か吉野材かとついつい思われそうですが、狭い日本、想いが一致する林産地を見つけてとことん一緒に取り組むことが大事と、今でも私は構造材や床板は小国杉と決めています。
最近は、更に床板は基本全て国内産にしようと決めて、小国杉やヒノキ材、赤松材以外の広葉樹材(クリ、ナラ、クルミ、サクラ等)は東北の乱尺材と決めています。
こんな木材に特化し、材木屋さん以上の木材に想いを馳せる私に興味があればいつでもご連絡くださいませ!
分かる範囲でなんでも説明可能です!
ということで、明日の日曜日も、豊中の構造見学会で元気出して頑張ります!
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@kjworks_kinoie