坂道の角に、ヒョコっと違和感なく建つ23年前に建てた木の家。

素朴なんですが、ショボイわけではなく、その敷地に違和感なく存在する木の家。

派手な仕掛けを魅せるのではなく、その場所に生えるように存在する木の家。

今から23年前に私のパートナーだった正井君と創らせてもらった木の家。

正井君はもう10年近く前に亡くなってしまったけど、この家を観て、気づかせてもらえました。

住む人が自宅に帰ってきて、わが家を見たときの安堵感。

玄関を開けて、思わず笑顔で「ただいま！」って言える家。

朝起きで、出かけるときに、笑顔で「行ってきます！」

って、当たり前にいえる家。

新築でも、リフォームにしても、そんな安堵感のある木の家を創り続けたいものです！