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たった8年でこの床では保育園の人も可哀そうすぎます!

無垢の床は心地よいのですが、小さなお子さんが走り回る保育園では、やっぱり、しっかりと素材を選ばないとこのありさまです!

たった8年でこの状態でササクレが出てきては無垢板の信用丸つぶれです!
無垢板の流れと言えど、しっかりとした無垢板の選定が大事です。
最近の幼稚園、保育園、こども園で多く使われるようになった無垢の杉板。
けど、大抵の杉板では、8年経てばどの産地のものでも、五十歩百歩こんな有様です。
壁や天井など、多く触らない場所には杉のフィトンチットで安らぐこと間違いありません。
けど、コト床に関しては、園舎の床には一般的な杉は使わないほうが良いと思います。
杉で使って良いのは構造材や化粧材、、床以外のところなら何ら問題もありませんし、むしろ使ってほしいほどです。
一般住宅でもしかり!
そんな中で20年ほど前に私が巡り合った小国杉の床板!
これは一般の杉ではありません。
松脂ならぬ杉脂がありますから粘り強いし、杉としては硬さもやや硬い!
私は、もう20年前から1階床には土台や大引の上に根太などは排除して40mm厚の小国杉の床板を直貼りしています。
当然のこと、10年ほど前からその強さや粘りを理解した幼稚園や保育園、こども園に使っていただけるようになりました。

小国杉の床板で衣替えしたこども園の教室です!
この教室も、以前はコンクリートの上に床暖房パネルを設置してその上に床板が貼られていましたが、床暖房をつけていなかったら、底冷えして冬は大変だったそうです。
全面張替えとなると解体から洗面台やトイレの機器など迄移動したり嵩上げしたりと大変ですから、ここの場合は、既存の暖房パネルをボツにしてその上に1メートルピッチに下地桟木を配し、その上から40mmの小国杉の床板張りしました。
すると、保育士の先生たちが、床暖房しているときよりも心地よく寒くない!
って子供さんではなく保育士さんたちが大喜び!
この小国杉、未晒し蜜ロウワックスを一度塗って、その後は子供たちの足の裏の脂分でワックス。
少し汚れてくれば、ミストdeワックスを10倍程度に薄めてモップ拭きすれば綺麗です。
そして10年や20年、なんともありません。
その20年は住宅では実証済みで、KJWORKSのある彩都くらしの杜では、土足のコラボ食堂の床で採用していて既に15年。
いまだ何ともありません。土足のお店でです。
そんな実証済みを見て、今年の春に800㎡ほどの床を小国杉で修復。
そして、先月には無事、茨木市の安威川ダムの近くの、新築のこども園に全面張りしました。
そして今日、最初にお見せした保育園の床のささくれを直せないモノかと相談を頂き、ここまで来たら張替えか張り足ししかないですと返事。
張替えとなれば解体から設備もやり替えが必要ですから上からの桟木敷いてその上に小国杉の40mmの無垢板貼りが一番ですと提言。
予算の折り合いがつけば、また保育士さんや子供さん、親御さんにも喜ばれる園舎に蘇れそうです!
愉しみ!
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