
安本の木の家づくり日誌
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住宅ローンは、固定金利・変動金利どっちがいい?
先週の日経新聞の記事に住宅ローンの変動金利が増えている!という内容が掲載されていました。
普段金利には気にもかけない方も、いざ家づくりが始まり資金計画を立てる際には避けては通れないのが住宅ローンです。
住宅ローンは、かなり低い金利で推移しているため、今はかなりお得な状況になっています。
ですが、この金利の状態がいつまで続くかは誰にもわかりません。
現在は変動金利で1%未満、固定金利で1%前半という状態ですが、過去は8%とと言う時期もありました。
ちなみに、35年3000万円を借りと試算した場合、
金利1%の時の月々の支払いは、約84,000円、総返済額は約3557万円ですが、
金利が1%上がって2%になると月々の支払いは約99,000円、総返済額は約4174万円と、
じつに600万円も総返済額が増えることになります。
消費税が2%上がったところで、3000万円の家は60万円のアップで済みますが、
金利が1%上がるとそれどころではないんですね。
そうして、住宅ローン金利の1%の重さが理解されると今度は、
住宅ローンを固定金利で借りるか、変動金利で借りるか実に悩むところです。
基本的に、経済状況をあまりチェックされない方は固定金利、
まめに新聞などで経済状況を把握できるかたは変動金利を選択されるのが良いと思います。
また、変動金利はこれからは金利が上がる前提のスタンスでいたほうが良いため、
返済計画ギリギリまで変動金利で借りるのはお勧めできません。
余裕のある資金計画で変動金利を選ばれると、低金利のメリットを享受できます。
逆に固定金利は返済額は増えますが、先が読めるため精神的には安定すると思います。
どちらがいい!と言うのは無いのが住宅ローンの金利です。
どちらが正解かは、返済が終わってから決まりますので、
いまからどっちが得かという目線でローンを選ばず、住まい手それぞれの考え方によって
固定金利か変動金利を選択されるのが良いと思います。
日経新聞7月4日の記事です
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