家の外観は大事です。
ただいま~と帰ってくる前に必ず目に留まります。
来客の方は、外観を目印にします。
そして見知らぬ人も目にします。
そんな外観のイメージを決めるのは、
プロポーションと素材感や色です。
プロポーションは、家の窓によってさまざまなので一概には言えませんので
今回は外壁の素材についてご紹介いたします。
■板壁
ケイジェイワークスの家づくりで数多く登場するのが
この板壁。
板壁は縦貼か横貼かでイメージが変わります。
どちらかと言うと縦貼が和風、横貼が洋風と言った感じでしょうか。
そして、板には塗装を施すことが多いのですが、
その際にいわゆるペンキと呼ばれる膜を張るタイプの塗料は厳禁です。
木は呼吸をするため、浸透系の塗料がお勧めです。
化学系の塗料もありますが、お施主さんが塗られる場合は自然系塗料が良いです。
板壁の場合、屋根の軒の出が重要です。軒が少ないと板は痛みやすいので注意です。

写真は無塗装の板壁。
軒があれば比較的良好な状態を保てます。
■左官壁
素材感がある左官壁にこだわる方も多いです。
左官材料はいろいろなものがありますが、セメント由来の物や火山灰由来の物、漆喰などなど。
種類によって素材感は変わりますし、左官壁の特徴は塗り方によって表情が全く異なる事です。
同じ材料でも、パターンを付ける名で表情が変わってくるのが左官壁の特徴です。
左官屋さんの技量にもよりますが関西は比較的、腕の良い左官屋さんが多い印象です。
左官壁の場合、地震などでクラックが入る可能性がありますが、
基本的に素材自体は他の材料よりは長持ちします。
色合いも自然な変化を楽しめる方、軒の深い家にお勧めです。

漆喰の左官壁。
漆喰壁は最初は良いのですが、度重なる酸性雨でPHが
アルカリから中和されると汚れが目立ちやすくなります。
やはり軒を出すことが左官壁には重要です。

拡大した写真。
施工後15年ほど経過していますが、
良い感じの汚れ?具合です。
■塗装壁
塗装壁は下地をサイディングや左官で作りその上に塗装を塗ります。
主にローラーで塗るか、吹き付けるかで素材感が変わります。
塗装の特徴は、様々な機能性がある塗料があります。
遮熱塗装や、光触媒、親水性機能、艶消し塗装などなど。
そして何よりも色を調色することで様々な色を施工できるのが特徴です。
また費用によって、塗装の長持ち度合いが変わってくるので注意が必要です。
アクリル→シリコン→フッ素の順に値段も上がりますし、長持ちするようになります。

左官下地の塗装壁。
下地のテクスチャーを活かした塗装もできます。
ただ、表面が粗いよりも、つるつるの方が汚れはつきにくいのです。
■サイディング壁
いわゆる乾式工法と呼ばれる、出来上がったセラミックなどの板を張り付けて外壁にする工法です。
左官壁と違って工期が短くできるため費用も抑えやすく、
最近はいろいろなパターンもできているのでデザインも選ぶことができます。
一時期は安いものと言うイメージもありましたが、
機能性やデザインを高めて高級感あるサイディングが多いです。
サイディング自体は長持ちするものが多いですが、
間にコーキングを打つサイディングがほとんどで、
長持ちするかどうかはサイディングと言うより
コーキングの持ち具合に依存することが多いので注意が必要です。

施工中のサイディング壁。
最近のサイディングは良くできていて、質感が良くなってきています。
また値段は上がりますがコーキングレス仕様のサイディングも出てきています。
■金属壁
先程のサイディング壁と同じようなものですが、素材が金属でできています。
金属と言っても最近はガルバリウム鋼板と言う特殊な合金を使っていて対候性に優れています。
錆びにくく、しかも軽いのが特徴で建物の自重を軽くすることができるので地震に対して有利です。
ただ、金属のため熱を通しやすいので裏に断熱を貼っている物を使う事が必須かと思います
また意外と凹みやすいので、物が飛んできそうな吹きさらしの場所や
交通量が多い場所などは注意が必要です。
ガルバリウム外壁の色もいろいろな色が出てきましたが、
日光により退色するので濃い色は注意です。
性能的には問題ありません。
退色で言うとシルバー系が強いですね。
悩むところです。
■タイル壁
外壁にタイルを貼る仕様は外壁の中では高級仕様です。
タイル自体に耐久性があり、地震などでのクラックが無い限り
かなりの長い期間メンテナスをする必要がありません。
また、タイルの質感もいろいろあり、選択肢が多いのが特徴です。
雰囲気を重視されたい箇所にアクセントとしての採用が増えてきています。
注意点は、タイルは生産が止まってしまい、在庫がなくなると再入手が不可能になりますので、
数枚の予備を自宅で確保しておいた方が、将来の破損対応になります。
外壁にタイルを貼る仕様は外壁の中では高級仕様です。
タイル自体に耐久性があり、地震などでのクラックが無い限り
かなりの長い期間メンテナスをする必要がありません。
また、タイルの質感もいろいろあり、選択肢が多いのが特徴です。
雰囲気を重視されたい箇所にアクセントとしての採用が増えてきています。
注意点は、タイルは生産が止まってしまい、在庫がなくなると再入手が不可能になりますので、
数枚の予備を自宅で確保しておいた方が、将来の破損対応になります。
レンガ調のタイル壁。
質感が良く人気です。
古びた雰囲気がお好き出れば経年劣化もまた良し!
などなど、6種類ほどの外壁素材の特徴を上げてみました。
それぞれ良いところもあれば、注意点もありますので、
住まい手の考え方や好き嫌いによって取捨選択が大事です。
最近はどれも性能が良くなっているので、
意外と、性能よりも好き嫌いの方が大事かもしれません!?
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