安本の木の家づくり日誌

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複合災害への備え方

2020-06-20

カテゴリー「家づくりのヒント

投稿者 安本峰樹

最近ニュースで複合災害についての記事が散見するようになりました。

以前までの複合災害は、台風と地震の組み合わせだったのですが、
ここにきてどちらかの災害が発生した場合のコロナ感染と言う複合災害が加わりました。
具体的に言うと、巨大台風や大地震による避難所でのコロナ感染です。
避難所は様々な方が大空間の体育館や公民館が指定されていることが多く
昔の阪神淡路大震災の際もインフルエンザが流行して多くの方が命を失われました。
かといって、いつ壊れるか分からない家に避難するも危険です。
どうしたらよいのか。
最良の答えは自宅を避難所にすることです。
その方法は、災害が来てからでは遅いです。
事前の備えが大事です。
事前の備えで一番重要なのが
自宅の耐震化と屋根の修理です。
ケイジェイワークスでは様々な耐震リフォームを行ってきていますが、
実際もともと耐震性が弱いのに、壁をめくると柱や土台がさらに弱っている!といった事が良く見られます。
阪神大震災や2年前の大阪北部地震で被害が無かったからと言って安心しているのは危険です。
食料や水などを備えていても保管している家が倒壊しては元も子もありません。
また、台風に関しては屋根、特に古い瓦などは軽い瓦や板金に変えるなどすれば、
家の重さが軽くなることから耐震性も向上するため一石二鳥です。
どれも費用掛かりますが、自宅の被害が出てからでは遅いのです。
また、これから土地探しをされる方は必ず、自治体のハザードマップを確認しましょう。
水害や土砂災害が懸念されるエリアは避けるか、どうしても入る場合はしっかりと保険に入っておきましょう。
被災してもすぐに補修工事に着手できれば、避難所生活の期間を減らすことができます。
保険に関しては、以前からかけている方は保険内容と期間に注意しましょう。
切れていたり、地震保険に入っていないことも考えられます。
複合災害に関しての備えは、水や食料などのレベルでは対応するのが難しくなります。
避難所に頼らなくても自活できる、レジリエンス性の高い家への準備が重要です。
今年の対策は難しくても来年、再来年と長いスパンで複合災害について考えてみてくださいね。
昔の筋交いは金物が入っていないことが多く、筋交いが入っていても大丈夫という事はありません。
基礎と土台を緊結するのは基本アンカーボルトですが、耐震改修でアンカーボルトを施工できない場合、内側にも一つ基礎を作って、抑え込む特殊な金物で緊結することもあります。

基礎のクラックはエポキシ樹脂での補修方法もあります。

アラミド繊維を使うのがいいですが、費用も掛かりますので全体予算から補強方法を検討します。

 

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