インスペクションとは、広義では視察・調査を意味しますが、
建築・不動産業界では、既存建物の状況調査の事です。
住宅で言えば、現在お住まいの家や中古住宅の状況
基礎や骨組みの構造状態や外壁や天井などの雨漏れの有無などを確認します。
構造関係では、12項目、雨水関係では、7項目の調査を
建物を壊すことなく目視により調査します。
特に中古住宅購入時には、専門知識が無い場合に不安に感じることも多いと思いますが、
インスペクションを用いることで、ある程度の状況が把握できます。
その状況を基にリフォームなどの範囲を決める材料になります。
インスペクションには、いろいろな形でサービスがありますが、
中古住宅売買の際の重要事項説明書には、平成30年から
既存住宅状況調査技術者の資格を持つ者による調査の有無の記載が法的に施工されています。
既存住宅状況調査技術者は、建築士が所定の講習を受ける必要があり
誰でもなれるわけではありません。
この資格には更新講習があり、私も先日更新講習を受講してきました。
中古を購入してリフォームの際は、インスペクションが必要なってくる時代になりつつありますし、
現在お住まいの家の状況を把握するためにもインスペクションを行うご依頼もいただいています。
インスペクションとは少し違いますが、ケイジェイワークスでは以前から木造の耐震診断を数多くこなしています。
また、箕面市とも連携して補助金を使った診断や耐震補強も続けています。
そのため、私たちのインスペクションは、基本の調査に加えて
これらの知見も生かした調査をすることもできます。
補助金についてもインスペクションが必要なものありますので、
これから中古リフォームをご検討の方はまずはインスペクションや耐震診断を利用してみてはいかがでしょうか?