12月13日付の日経新聞の記事に省エネルギー住宅の評価に最上級の5段階目の項目を作るという記事がありました。
現在日本の省エネルギー住宅の評価は1~4段階までありますが、
最上級の省エネ等級4でも海外や国内の高性能の住宅から見ればかなり物足りない性能です。
国の基準とは別にHEAT20という基準があり、それには等級4の上にG1,G2と言うランクがあり、
現在はさらに上のG3まで検討されています。
家の断熱の評価には、Ua値と言う数字が使われていてこの数字が小さいほど性能の良い住宅という事になります。
関西で言うと0.87と言う数字になりますが、このUa値がG1になると0.56、G2になると0.46と言う数値になり、
等級4とG2では倍近い数字の差になります。
先日地鎮祭をしたSさんの家は、そのG2基準をさらに上回る断熱性能を持つ住宅になります。
高断熱化は、冷暖房費の軽減や快適性だけでなく、部屋の温度差が少なくなることによる健康上のメリットもあります。
断熱には費用は掛かりますが、長い目で見ればお金をかけた分だけメリットは享受できるのでは?と思います。
今度の国の5番目の等級がどのあたりになるかわかりませんが、
断熱の基準は実は海外に比べ日本は大変遅れています。
CO2削減や省資源化のためにも住宅の断熱化は非常に重要です。
国の政策もようやく高断熱化に舵を切り始めたという感じですね。