築10年近くになるOBさんと築8年のOBさんとそれぞれ打ち合わせをしたのですが、
どちらも子供部屋の間仕切りについての相談です。
ケイジェイワークスの家づくりではお子さんが小さいご家族の場合、
個室をあまり作り込まないことが多いです。
これは、将来ご家族が増えたり、生活スタイルの変化があったりしたときに
対応しやすくするために、余白を残しておきます。
今回も子供部屋の間仕切りと、コロナ禍の中での在宅勤務対応という二つの要件があるご相談もありました。
これは在宅勤務については当初の想定外です。
ですが、余白があることで、想定外の事があっても対応できるのです。
家づくりでは夢が広がって、あれもしたい、これもしたいとなりがちです。
ですが、将来の備えのつくり込みは具体的に決まってみると変わってしまうリスクがあるため
あまり作らないほうが良いケースもあります。
ケイジェイワークスでは制作家具が得意なため大抵の造り付けは対応できるのですが、
何でもできるが故、何でもやりたくなるのでそこは逆にこちらからブレーキを掛けることもあります。
そして何よりも子供部屋を使う時間は長い、家の寿命から比べれば、ほんのひと時です。
作り込んだ子供部屋をその後活用しようと思っても構造壁などに阻まれて自由にできない、という
建売に住まわれる方からのリフォーム相談もあります。
最初に壁を作るとついつい構造壁にしてしまいますが、もともと間仕切りを構造壁としていなければ
後々撤去も簡単です。
これから家づくりの方は子供部屋やフリースペースについても少し先を見て検討されることをお勧めいたします。