コロナ禍でかつ去年大きな災害が関西では少なかったこともあり
地震関係の話が少ないと感じています。
ニュースが少ないから地震が無いという訳ではなく
自然現象なので、いつかは必ず地震は来ます。
落下防止や食料や水のストック、非常用電源の確保も重要ですが、
一番大事なことは家の耐震性です。
ストックも、家具の転倒防止も家が倒れてしまっては元子もありません。
そのため重要なことは現在住んでいる家の耐震性がどの程度あるのか、という事です。
これはケイジェイワークスでもよくやっている耐震診断である程度把握できます。
箕面市と連携して耐震診断の補助金事業にも橋梁しているおかげもあり
箕面市内の耐震診断は数多くさせていただいています。
また茨木市や豊中市でも補助金を使った耐震診断・耐震改修の事例も多いです。
ただ耐震診断に訪問して残念に思う事は、
お伺いした時に既にLDKや浴室をリフォームされてしまっているという事です。
耐震補強を行うには壁と一部の床と天井を解体する必要があります。
全ての壁を補強する必要はありませんが、バランスよく補強する必要があるため
補強箇所は家の所々になります。
そのため、すでにリフォームされている所を再度めくっての補強となるため
非常に金銭的にももったいない話なのです。
予算的にすべてをリフォームできないにしても、キッチン交換や浴室やり替えなどの計画があれば
まずは耐震診断をして、工事できるところは先にしておいて最終的に全体の補強をするという
長期計画でも良いかと思います。
耐震診断は大げさ、というかたでもインスペクションと言う住宅診断を受けるだけでもよいかと思います。
インスペクションは基本的に現状を目視のみにて劣化具合を判断する調査で
耐震診断ほど詳細にチェックはしませんが、漏水箇所等がおおいと結果的に
内部の構造材が痛んでいるという事にもなりますので、
今のお住まいの現在を知るというのは大事なことだと思います。
身体も健康診断を定期的しているのと同じように
日ごろのチェックやメンテナンスを行う事は家にとっても健康的で長生きすることになります。
今までの数多くの経験で、手入れをされている家ほどリフォームした際に追加の補強が少ないことも良く分かりました。
身体と家では、時間間隔が違うので毎年は必要ありませんが、10年や20年レベルの視線で定期検査をされるのも良いと思います。
特に1981年以前の旧耐震の基準の家にお住まいの方は、早急に耐震診断を受けられることをお勧めいたします。