先日、築10年近くたつお住まいの方の子供部屋工事の件でお伺いしてきたときの話です。
新しく間仕切る壁は、赤松の集成材をパネル化して間仕切る予定なのですが、
どんな雰囲気になるかのご質問があったので、色合いについて現状とかなり違ってきますが、
日焼けすると馴染んできます、と回答させていただきました。
今回のように、無垢の木の家のリフォームで、新しい部材を入れると意外と新品と古い木の色の違いに驚かれることがあります。
元々は白っぽい木が日焼けであめ色に変わっていくのですが、徐々に色合いが変わるため
住まい手の方は色の変化を意識することがありません。
時々リビングに敷いているカーペット等を外してみて日焼けの差が分かるという事くらいしか、
色の差ってわかりにくいんです。
ですが、木は年数が経つと確実に色合いが変化してきます。
新築時の写真と現状比べるとその差は歴然です。
でもその色合いが、無垢の木の良さなんです。
あめ色になった使い込まれた風合いこそが、新建材の家では実現できない
無垢の木の良さです。
それは集成材であっても同様です。
家具等で使われる集成材も材質は無垢の木を貼り合わせているため色合いの変化は同じなんですね。
後は塗装です。
ウレタン塗装は色の変化が出にくいですがオイル塗装などの自然系塗装やワックスでは色の差が出やすいです。
ケイジェイワークスのあるくらしの杜は建築して15年以上が経過しています。
同じ赤松の集成材を新品と比較した写真が下です。
同じもとは思えない色の差があるんですね~
新築時の感じも良いですが、やっぱり木の家は5年、10年経った色あいの方が私は好きですね!