安本の木の家づくり日誌

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窓リフォームの種類

2021-05-05

カテゴリー「家づくりのヒント

投稿者 安本峰樹

暑さ寒さ対策で、断熱リフォームのご相談が増えてきています。

壁や床、天井の断熱工事で室内の温度環境は向上しますが、一番熱が逃げている部分は窓になります。

試算では半分以上の熱が窓から逃げているともいわれます。

古い家は一枚ガラスですが、今の新築では2枚ガラスのペアガラスが標準です。

窓ガラスのペアガラス化が大きく温熱環境の向上に役立ちます。

サッシのリフォームにはいくつか種類があります。

・サッシごと交換・・・一番効果が高いですが、サッシの交換には外壁の一部撤去も必要なためかなりの費用が掛かります。外壁塗装を考慮している家の場合は考慮の価値はあります。

・カバー工法・・・既存のサッシの枠の上から新しいサッシ枠をかぶせて窓を作ります。温熱環境は向上しますが費用はやや高く、枠をかぶせるため窓の開口面積が少し減ることになります。

・真空ガラス・・・既存の枠はそのままでガラスを内部が真空になったペアガラスに交換します。ガラス面積はそのままで断熱性が向上します。ガラスを真空にするためスペーサーや封入口がガラス面に取り付きます。

・2重サッシ・・・既存の窓の内側にも一つ窓をつける内窓工法です。内窓事態にペアガラスとシングルガラスが有り、ペアガラスにすると既存の窓と合わせて3枚ガラスになり断熱効果は高まります。またコストは一番安くなる工法です。デメリットとして窓を開けるときは2階開けないといけないという手間が増えます。

などなど、それぞれメリットデメリットがあり家の状態や予算、使用勝手で有効な工事内容が変わります。

あまり開け閉めがない場所は2重サッシにして、その他は真空ガラスやカバー工法で対応したり

間取りを変えるリフォームや外壁をやり替えるリフォームの場合は思い切って

窓ごと交換するのも手です。

因みに窓の結露については、窓リフォームで軽減することはありますが

基本的には窓を交換しないと結露は止まりません。

2重サッシでも少しの隙間があり、その隙間から水蒸気が移動して冷え切った外側のサッシに触れると

結露する可能性があります。

中には割り切って、外部のサッシをわざと隙間を開けて、2重サッシの間の空気は外気側として

2重サッシ側で断熱をとって結露を軽減させる方もいらっしゃいます。

断熱性が向上すると室温が上がり、温度が低い場所では結露するリスクも逆に上がることもあるため

同じ部屋で断熱性が落ちる場所を作らない方が良いです。

またガラスにも種類があり日射や熱を反射するLoW-eガラスが広がっています。

これは内部に反射膜があり、その膜を室内側ガラスにするか、屋外側ガラスにするかで熱の反射方向が変わるため、夏向きの遮熱ガラスや冬向きの断熱ガラスを選ぶことができます。

関西では、東西は遮熱ガラス、北側は断熱ガラス、南は状況により使い分け、といった感じです。

またペアガラスの間に封入される気体は乾燥空気だけでなく

アルゴンガスやクリプトンガスなどのガスを選ぶこともできます。

これらのガスは比重が重く熱の分子の運動エネルギーが伝わりにくくなるため断熱性が向上します。

などなど、窓一つとっても色々選択肢があります。

他にも施工方法や窓の形状、庇や雨戸など熱や気密への影響を与える要素はいろいろありますが、

またそのお話は後日にでも!

気密断熱性では樹脂サッシが最高ですね。
後はガラスを2重にするか3重にするかです。
でも3重ガラスは重いので使う場所を考えましょう。

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