安本の木の家づくり日誌

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築20年近くのカラーベストの葺き替え工事

2021-08-22

カテゴリー「現場のお話

投稿者 安本峰樹

現在大規模リフォーム中のMさんの家では、屋根の葺き替え工事が始まりました。

お盆前に完了予定が長雨で延びて延びての工事です。
築20年近くたっているMさんの家では、屋根はカラーベストが施工されていたのですが、
太陽光発電の設置の事もあり葺き替えすることになりました。
太陽光発電を載せるためには屋根特に下地の状態が重要なため、
合板を重ね貼りで想定しています。
実際、既存の屋根をめくってみると、ルーフィング上では水が入った痕跡はありましたが
合板はきれいな状態で、まだまだ現役で使えそうなくらいです。
屋根は、瓦やカラーベストなどの1次防水と、ルーフィングなどの二次防水があるのですが、
今回は二次防水がしっかり機能していたようです。
また棟換気も取られていて屋根裏の状態も良好でした。
屋根裏換気の重要性が改めてリフォームで示された事例です。
屋根裏の換気が悪く、漏水が多いと野地板の合板がブヨブヨになっている事例も多いと
屋根屋さんは言います。
今回既存のルーフィングが密着して剥がせないため、
合板を貸せ寝てさらにルーフィングをして屋根を葺く予定です。
事前の調査で屋根の状態は良いと踏んでいましたが、実際良好な状態を見て安心しました。
後は天候ですね!
屋根をはがした状態

緑色のアスファルトルーフィングが合板に密着しています
ルーフィングをめくると合板の状況は良好です
新たに合板を重ね貼りします。
その上にさらにルーフィングを施工してカラーベストを葺きます。

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