安本の木の家づくり日誌

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2階リビングには制震ダンパーが良いかも

2021-09-18

カテゴリー「家づくりのヒント災害に強い家づくり

投稿者 安本峰樹

現在建築中の豊中市のAさんの家に、制震ダンパーが取り付けられました。

この制震ダンパーの制震とは、地震が起きたときに抵抗する素材(ゴムやオイル、スプリングなど)の力で
地震の揺れを相殺する仕組みのことを制震と言います。

対して、「耐震」はがっちり作った箱で固めて揺れに対応する仕組み
「免振」は地震の揺れを建物に伝えないようにする仕組みの事を言います。

それぞれ特徴はありますが、基本は耐震が重要です。
法律上も耐震性はチェックされますし、過去の地震の例でも
耐震性を軽視した建物は倒壊しています。

そのため、耐震等級をしっかりとれる耐震性が求められます。
その上でプラスアルファとして制震や免振の仕組みを入れます。

Aさんの家では、3階建てで2階リビングの為制震システムを導入しました。
制震ダンパーは主に1階に取り付けられるため、2階以上の床の揺れを軽減させます。
1階の床は地面とつながっているため、直接揺れがきますが、2階以上の床や壁屋根の揺れを軽減する為
建物が地震に対して強くなります。
そうした仕組みから2階にリビングがあると揺れが減るため、制震ダンパーの恩恵を受けやすくなります。
そのため、2階リビングの家では耐震性も含めて制震ダンパーの導入は効果的です。

免震は良いとは思いますが、コストが非常に高いのと建物が動くため、建物周囲にゆとりがないと危険なこともあり、
狭い敷地には向いていません。
コストパフォーマンスを見れば、住宅の場合、地震を気にされる方には免震よりも制震をお勧めしています。

どちらにしても、基本は耐震性ですので、耐震性をないがしろにして制震システムを入れるのは本末転倒です。
耐震性の為には壁の位置や数量が大事ですので、プランの段階で気を付けることになります。

10月3日には、Aさんの家の構造を見ることができるお家の勉強会を開催予定です。
残席少なくなってきましたので、ご興味ある方はお申込みくださいね

https://kjworks.co.jp/kj-event/e-seminal/ouchinobenkyoukai.html

Aさんの家に導入された制震ダンパーはTRCダンパーと呼ばれるものです。
特殊ゴムの力で地震の揺れを熱エネルギーに変換して、地震の力を逃がす仕組です。