安本の木の家づくり日誌

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軒の出はとても大事

2021-07-25

カテゴリー「家づくりのヒント

投稿者 安本峰樹

先日、軒(のき)の大事さを痛感した出来事が続きました。
軒とは、屋根が壁から少し出ているところをいいます。
樋が付いている屋根の端を「軒」、
樋が付いていない屋根が三角に見えている屋根の端を「けらば」
と呼びますが、どちらも屋根が壁から出ている部分です。

ですが最近デザイン優先でこの軒がない
いわゆる軒ゼロ住宅が増えています。
敷地や法的な都合で軒が少ないのは
やむを得ないのですが、
デザイン上の都合で無くすのは
ちょっと問題も多いので注意が必要です。

私のメルマガで、その問題を掲載していましたが、
他の事例もありますのでブログにも記載いたします。

以下 メルマガの続きです。

ケース2 雨漏り
もう一つのケースですが、築10年ほどの建売住宅で雨漏りがあるので見てほしいとのことで、調査をしました。

その結果、窓周りが怪しく、外壁のコーキング打ち直しなどの
工事をさせていただき、半年ほどは問題なかったのですが、
この梅雨の大雨で再度雨漏り。
怪しいところは全て塞いだのですが、よくよく見てみると
エアコンの外部配管がテープ巻になっていたのですが、
劣化をしていてテープに少し隙間ができていました。

壁を貫通している部分はテープの劣化部分より上にあったので
通常であれば雨が入るはずがないのですが、
屋根に軒がなく、強い雨が降ると壁を伝って
雨がエアコンの外部配管に伝っているようです。
その後、配管まわりをテープでふさぐと雨漏りは止まっています。

住まい手の方には、エアコンのホースが劣化しているので
交換とその際はテープ巻だけではなく
配管カバーも付けるようにアドバイスしました。

どうしても軒が取れない場合も街中ではよくあります。
その場合は、外壁貫通部分の配管などのメンテや
サイディングの場合は、定期的なコーキングの補修必要です。

別の建売住宅では、壁のコーキングが劣化していて、
軒がないため雨が壁を伝って、コーキングの隙間に侵入していました。
こちらのお宅では、壁のメンテナンスを全くしていなかったため
下地の交換からの工事になり、結局補修費用が高くなりました。

少しでも軒が出ていれば、劣化の程度は抑えられたと思います。

また、軒が無くても定期的に外壁のメンテナンスをすれば
結果的に安く済むこともあります。

軒ゼロ住宅を全否定するつもりはありませんが、
メンテナンスは重要です。

出来れば軒は深く出したいものです

 

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