
安本の木の家づくり日誌
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- 性能向上リノベーションは耐震だけでなく断熱も
性能向上リノベーションは耐震だけでなく断熱も
現在、大規模リフォーム中のSさんの家では、耐震補強工事がかなり進みました。
耐震補強は大きくは3つあり
耐震壁となる壁の補強、柱や梁の接合部の補強、基礎に関する補強
があります。
今回Sさんはこのすべての補強を行うのですが、元々の家の間取りのバランスが悪いため、
整合性をとるためにかなりの耐震補強を行っています。
必要な場所には基礎を新たに作り、既存の基礎には後付けのアンカーボルトを20本以上打って足元を固め、
釘だけで止められていた柱や梁の接合部は、計算で導かれた適切な強度を発揮する金物を取り付けていきます。
そして耐力壁となる壁には構造用合板で、揺れに対しての強度をとるのですが、
この配置が難しい。
元々窓などの開口部には取り付けられないので、既存の壁を中心に補強しますが、
どうしても足りない場合は壁を追加します。
壁の追加も基本的に下に基礎が必要なので、基礎が無いところには基礎を作る必要があるのです。
家によって補強方法は様々ですが、大規模補強となると壁だけでなく、床や天井もやり替えになります。
こうした場合、壁や天井床をめくることになるので、断熱材が入れやすくなります。
耐震改修をする場合は同時に断熱改修もお勧めすることが多いのはそのためです。
実は断熱改修自体は、グラスウールなどで有ればそこまで費用は高くありません。
費用の多くは既存の壁床天井の撤去復旧費用が多いので、耐震補強でその分を賄えるなら
断熱材の材料費と施工手間のプラスで済むのです。
今回Sさんの家は耐震補強も大詰めになってきたので、断熱材の施工に移ってきます。
壁や天井は高性能グラスウール、床はネオマフォームなどのフェノールフォームで断熱性を高めます。
耐震改修は、地震が来ないとその効果を体感できませんが、
断熱改修は冬や夏が来るたびにその効果を感じるのでお得な気がしますね!

床や壁などの断熱材を入れると体感が変わるので、すべての方に喜んでいただいています。
大規模な耐震改修をするときには断熱改修も同時に行うのをお勧めいたします。
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