
安本の木の家づくり日誌
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気持ちのお米
先日、大規模リフォームを行ったMさんの家に手直しにお伺いいたしました。
Mさんの家は、水回りのリフォームと耐震補強そして外回りの全面改修工事で
内装工事も1階のみさせていただきました。
内装は既存の壁がクロスという事もあり、既存のビニルクロスをめくって張替え工事だったのですが、
新しく張ったクロスに隙間が出ているというので、手直しにお伺いしたのです。
実際クロスの張替えでは、もともと貼っているクロスをめくるのですが、
裏紙までは、めくれないことが多く、
裏紙を残して上から貼ることもあります。
その際、元々のクロスの貼り方が悪いと、のりをつけてクロスを新しく張ったときに
縮んで隙ができる事があります。
そうした場合は、手直しをすれば綺麗に戻ります。
こうした手直しのタイミングで、Mさんのご主人からお米を頂きました。
「色々ありましたが、迅速に対応いただき感謝しています。
そして、その気持ちをどうやって表そうかと思い
この秋に自分で作ったお米が収穫できたので、食べていただきたいと思いました。」
と、その言葉とともに頂いたお米がズシンと実際の重さ以上に感じます。
たしかにMさんの家では、この夏の異常気象で工程が振り回されたり、
コロナの影響で納品が読めなかったりと
ご不便をおかけしていましたが、私の方でもできる限り対応していただき、
無事お引渡しを受けました。
そして、工事中にはお隣さんから、自宅工事の見積の依頼もいただいたことは、
職人さんの対応も周りの人にも評価されたと思います。
そうした色々なことがあったMさんの家で、しかも手直ししている中で
こうしたお言葉とご主人が自ら作られたお米をいただき、
ちょっと、ウルッときそうな状態でした。
このコロナや異常気象の中、建築現場はいろいろな試練がありますが、
それに負けずに、ご依頼ごとには真摯に向き合っていきたいと思います!
Mさんありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。
頂いたお米はMさんも苦労しながら作られたとのことです。
しっかり味わいたいと思います。
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