
安本の木の家づくり日誌
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木造3階建て耐震等級3は少し工夫が必要
地震に対する、強さを示す耐震等級。
1から3まであり、3が一番強く、1は建築基準法レベルとなっています。
2階建てなら難なく耐震等級3を取得することができるのですが、
木造3階建てになると急に難しくなります。
技術的な問題というより間取りに影響が出ます。
耐震力を持つには耐力壁と呼ばれる地震の力に耐える壁が必要なのですが、
2階建てと3階建てでは全く壁の量が変わってくるんですね。
そのため1階は耐力壁がかなり多く入り、
2階にも結構な数の壁が必要になります。
3階建ての場合、2階リビングが多いのですが、開放的にするためには
壁が必要になるという、ちょっと逆説的な問題が出てくるのです。
そのため、間取りの段階である程度壁の量を想定して、
間取りが成り立つように考える必要があります。
でも壁が多いと区切りができるし、
広くとるためには区切りたくないし、、、
というジレンマが耐震等級3の木造三階建てでは発生するんですね。
今週末見学会を行う、豊中のAさんの家はまさしくそのパターンです。
堀込ガレージを取りつつ、2階リビングをできるだけ明るく広くとりたい
そういう思いで、壁を配置して、発生した隙間を有効利用するように考えました。
狭小地では、3階建てにならざるを得ないので、耐震性と間取りのバランスを取るのが間取りの組み方では重要になります。
そんなAさんの家の見学会は、既にほとんど埋まっていて残り1枠になっています。
御興味ある方はお早めにお申し込みください。
Aさんの工事中の様子。正面左手に収納、正面にテレビ台、右手に階段を配置して
耐力壁によってできるスペースを有効利用しています。
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