
安本の木の家づくり日誌
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乾燥は悪い?加湿は絶対?
桜も咲きいよいよ春本番ですね。
そろそろ暖房機や加湿器を仕舞われる用意に入る方も多いと思います。
ところで最近加湿器についての質問が多いので、ブログにも記載したいと思います。
冬場は、乾燥しがちなため加湿器を入れる方も多いと思います。
そして、どれくらい加湿すればよいのかということですが、
一般的には50%から40%を目安にすることが多いです。
30%くらいになると、乾いた感じがしてきてお肌が気になる方も出てこられます。
基本的に、住宅にとっては本当は湿度は低い方がよいのですが、
人が住むことを考えると、健康上必要な分だけ加湿することになります。
そのため、50%以上の加湿は個人的にはあまり必要ないかな、と思います。
冬場の湿度低下の原因は、「室温上昇」「換気が過大」であることが多いです。
逆に冬場に湿度が高い場合はこの逆「室温低め」と「換気不足」という事になります。
したがって、エアコンで有れ、薪ストーブで有れ、熱源が何であっても室温が上がれば
必ず湿度は下がります。
ただし、薪ストーブや床暖房のように放射熱を発するものは、室温が多少低くても
放射熱で温かみを感じやすいので、室温を低く目(すなわち湿度上がり目)でも暖かいのです。
(冬の外で焚き火に当たると低い気温でも暖かく感じるのと同じ)
ただ、薪ストーブなどは熱量が大きいので、結果室温も上昇するので加湿が必要にあることもあります。
加湿に関しては、いろいろな加湿器がありますが個人的には、
気化式の加湿器が良いかと思います。
電気代が安いのと、手入れをしておけば比較的安全性が高いのが理由です。
ただフィルターの清掃が少し面倒なのが玉にキズです。
マッハシステムでは、家じゅうの空気を循環する為、加湿するときは大きめの加湿器が良いです。
FHアライアンスの推奨はパナソニックのFE-KXF15
かなり大型ですが、加湿量が大きいため、家全体で考えると丁度よいかと思います。
大量の水を入れる機器は、それだけカルキの付着が多いので、少しマメに掃除をした方が
あとが楽です。ケイジェイワークスのモデルハウスでは、上述の旧式のタイプを使用していますが、
フィルターや水受けに結構カルキが付着して取るのに難儀するので、掃除が大事ですね。
また、断熱や防湿不足の家で加湿器を使うと内部結露などによるカビ臭の原因になるのであまり過大な加湿は禁物です。
室温を上げずに暖房できる放射式の暖房器具を検討して加湿量を押さえましょう。
昔の家では、元々隙間だらけで私の子供のころは加湿なんてあまり意識してませんでしたが、
高気密高断熱化による快適化が進むとこうした湿度の問題も意識する必要がありますね。
できれば一家に1台は湿度計を常備して、加湿の感覚をつかむのが大事です。
(ちなみに、湿度計は温度計と違い誤差が結構あるので、出来れば複数台購入して、同一条件で測って誤差を確認することが大事です)

マッハシステムお勧めの加湿器、結構な存在感が悪い点ですが、その分加湿量は大きいです、有名絵本との比較にて(大判サイズの絵本です)
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